約1年前にいちどスクリーンをDIY交換したiPhone7。
スクリーン交換後も息子には継続して使ってもらうつもりでした。
でも使ってもらって暫くすると息子から、スクリーンの下半分の「タッチ位置が微妙にズレる」のが気になるとのこと。
確かにちょうどキーボードエリアに当たる面だけがなぜかタッチ位置が下にずれてました。
不具合の原因を探るにも時間を要し代替機種もありません。
このタイミングでとある資格試験をパスした息子にはお祝いとして別の新機種を渡すことにし、このiPhone7は私の手元で代替機とすることにしました。
それから今日までの1年ほどは本機をWiFi専用の限られた用途で使ってました。
この間タッチスクリーンの不具合はそのままずっと放置してました。
このiPhone7は入手から5年以上。
先日ついに、バッテリーが数時間しか持たなくなってきたので、
このたびバッテリーを交換することにしました。
購入したバッテリーはこちらです。
大容量とあります。
さっそく交換作業開始。
バッテリー交換作業の途中にスクリーンを外してたら、
フロントカメラ・スピーカーのフレキケーブルを切ってしまいました。
時間がないからと手抜きせず、ちゃんと開腹手順を調べてから作業を手掛けるべきでした。
反省。
そこでこの機会に切ってしまったフレキケーブルのパーツを調達するついでに
スクリーンも再び交換してしまうことにしました。
購入したスクリーンは「フロントカメラ、イヤピーススピーカー、近接センサーが含まれている」こちらです。
ではスクリーンとバッテリーの交換作業です。
スクリーンの交換作業
こちらのサイトにお世話になりました。
このサイト通りにすれば何の支障もなく交換できます。
スクリーン交換作業の折り返し点の写真です。
交換バッテリーにはネジ位置の写真(上図左)が同梱されていました。
この図をねじトレーに置いておいたので、ネジや部品のロケーションに困ることは皆無でした。
バッテリー交換
スクリーン交換の折り返し地点に来たら、バッテリー交換を先にします。
バッテリー交換作業も同じサイトのお世話になりました。
お陰で何の手戻りもなくバッテリー交換作業完了。
交換バッテリーに付属していた防水シールを張り付け、新しいスクリーンを装着して全ての作業が完了しました。
全ての工程の作業時間はおよそ1時間でした。
前回のスクリーン交換ではフロントカメラ周りの移植に手間取ったので、その作業が省かれた今回の方がはるかに短時間で済んでいるはずです。
修理の結果、バッテリーの持ちは新品同様に回復し、なんといってもタッチスクリーンの不具合が解消されました!
部品代に6,140円、というメルカリで中古が買えるほどの値段をかけた今回は絶対失敗しないように努めました。
今回フレキを切って出費をかけてまで
修繕して学んだ大事なことは
- 部品を無くして探したりする必要のない「広い作業環境」
- 作業の早さ正確さに役立つ「工具」
- どんな些細な手順も手を抜かない「根気」
だと思いました。
前回のスクリーン交換時に気付いた左手の震えは今回は感じることなく、両手均等に作業できました。
訓練次第で老いを遅く出来る可能性に希望を感じました。
何度も引用したiFixitのサイト、おススメです。
工具の整理
今回の交換を含めてこれまでのスマホDIYで使い、ひとまとめにしていた工具です。
iFixitのサイトで何度も登場して覚えましたので、整理してみます。
ネジ回し(写真左)
今回のiPhone7用交換部品に付属してた工具には、おおよそ次の3本がセットになってます。
- +型 1.5 プラス PH#000
- Y型 0.6 トライポイント Y000
- 星型 0.8 ペンタローブ P2
吸盤(写真右上)
スクリーンを本体から引き上げるために使います。
スパッジャー(写真中上の鉛筆状のもの)
主にフレキケーブルコネクタの剥離に使います。
鉛筆状の根元の平べったい部分は、狭いすきまに差し込んでスクリーンやバッテリーの剥離に使うこともあります。
細い先端部分は防水シールなど細かい個所を押さえつける用途にも使います。
開口ピック(写真中下)
前述のスパッジャー同様に狭いすきまに差込みスクリーンを剥離する用途に使います。
絶縁ピンセット(写真中上)
部品のホールドやフレキコネクタの剥離などに使います。
その他
写真には他のサイズのドライバーやカードなどが見え、iPhone以外ではこれらもしばしば出番があります。
また写真にはありませんが、私は
ヒートガン
を、粘着テープを剥がす際に使っています。
ヒートガンはドライヤーで代用できます。
ただしヒートガンやドライヤーはあまりここではおススメできません。
スマホにはリチウムイオン電池が内蔵されてるので、気軽に加熱させると爆発の危険もあるからです。
私はヒートガンを当てる個所近くに自分の手も置き、手が熱くならない程度というように注意して加熱しています。
もし、少しでも安全に粘着テープを剥がしたいのでしたら、自分は使ったことありませんが間接的な加熱となる
こちらの商品が良いかもしれません。
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