コロナのあいだじゅう、家族のために役に立ってもらった中華タブ、Teclast P10HD。
スクリーンを一度DIY補修したほどです。
このTeclast P10HDは価格の割に必要十分な性能があり、重宝してヘビーに使われていました。
ところがセキュリティ面でいくつか気になることが出てきました。
Google Play プロテクトで「uSensAR」に関する警告が表示される
工場出荷状態に初期化すると、ネットワークに接続した時点で
このような表示が出てきます。
初期状態でこのように表示されたら、標準ソフトウェアに何か仕込まれているのではないかと勘繰ってしまいます。
いつもはこの表示が出た都度無効にしていますが、何となく気になります。
再起動やOTAアップデートでESETが自動起動にならない
自分はAndroid機器(とWindows)のセキュリティにESETを導入しています。
- ライセンス料が安い
- ESETアカウントから機器の接続状況を見ることが出来る
- 機器のパフォーマンスを低くしない
これまでノートンやバスター・AVGを経た結果、上記の良さをESETに感じて今に至ってます。
このESETがなぜかTeclast P10HDだと、再起動やOTAアップデートで自動起動にならず、自分で起動しないと機器がノーガード状態になるケースがあります。
この問題は当初ESET側にあると思っていました。
代わりに導入したSOPHOSのセキュリティアプリはきちんと自動起動しますので。
しかし他のすべてのAndroid機器ではESETはきちんと自動起動することから、次はTeclast P10HD側の問題の可能性を考えることにしました。
私が中華タブを全面的に信頼してるわけではないからかもしれませんが、今回はROMを別バージョンにするという極端な対応をとることにしました。
公式サイトからROMをダウンロード
以下の公式サイトリンク先から機種IDを入力してROMをダウンロードします。
私のP10HDのIDは、本体裏面にN5H6と書いてありました。
EEAがEU版、ROWがグローバル版です。
もともとこの機種はEU版でしたので、グローバル版を導入してみました。
説明書PDFに従ってPCと接続し、PC経由であっさりと完了。
グローバル版を導入したら、起動時のuSensARの警告は表示されなくなりました。
しかし再起動するとESETが自動起動しない問題は解消されませんでした。
その挙動からは「もしかしてグローバル版はむしろ警告を出さなくなっただけで、バックグラウンドの挙動はEU版と同じなのでは?」と想像することも出来ます。
その仮説に従えば、健全なのはむしろ警告が表示されるEU版ということになります。
ESETの問題が解決されないのならとROMは結局EU版に焼き戻しし、アンチウィルスもSOPHOSに入れ直しました。
結局もとの木阿弥です。
今後この中華タブの使用時には扱う情報やネットワークの状態に注意することにします。
といってもこのように気を使うような機器は個人的にストレスがたまるので、結局そのうち処分することになるかもしれません。
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