実はこのたび、会社のWebサイトをアップしているレンタルサーバーを乗り換えしました。
新しく契約したレンタルサーバーは、料金が半額近い上に使用可能メールアカウント数が倍に増え、大変お得になりました。
そしてさらに「データベース・PHPが使用可能」ということだそうで?
レンタルサーバーでデータベース?
なんだそりゃと思い調べてみると、データベースやPHPが使えることで、
CMS(コンテンツ・マネジメントシステム)が利用可能になる
そうです。
私は、会社のサイト更新にはずっとDreamWeaver UD4(まだMacromediaがAdobeに併合される前の時代)を使っていました。
動的なものが必要な場合は、借りたCGIをやっとこさちょこっと変えたりなんぞしてしのいでいました。
そのCGIを使った会社のサイトは、textとjpgをアップすると必要なところが更新されるようにしてあるので、更新は人に任せつつ私は暫く会社のWeb製作から離れていたのですが、
CMSをちょっと調べてみると、
CMSが使えることにより、更新がラクで大変便利になりそうです。
ということで、新しいレンタルサーバーの試用期間が始まってから独自ドメインを移行して本格的に動かすまでの2週間のあいだで、会社のWebサイトをCMSで構築するテストをすることにしました。
そんなわけで暫くここにはこれませんでした。スミマセン。
レンタルサーバーにインストール方法の解説ページがあるXOOPSとMODxの両方を検討し、両方ともサーバーに入れて試したんですが、2週間の間でXOOPSを覚えるのは無理だろうと思い、
今回はMODxにすることにしました。
以下のサイトのおかげで、インストールとテンプレート作成が出来ました。
MODxのスニペット・プラグインを試してみた
MODxには、あとで「スニペット」「プラグイン」というもので色々な機能を追加できるようです。
これにはこのサイトが大変参考になりました。
Let’s enjoy MODx
会社では商品管理のためにMS Accessでデータベースを組んでいますが、以前のサイトを作る際、Accessのtxtファイル書き出し機能を使って、htmlタグを加えた商品一覧表がtxtで出力されるようにしていました。
その作業を行っているサイト更新の担当者が困らないように、以前CGIで行っていたtxtファイルの読み込み機能がMODxにあるかどうか探します。
上記のサイトによると、これには
includeFileというスニペットが対応できそうです。
さっそくincludeFileを導入してtxtファイルをアップし表示させたところ、ページ内のtxtファイルで差し込んだhtml文の部分だけが「??????」と文字化けしてしまいました。
う~んと唸りながらスニペットの文を見てみたら、phpで書かれているようです。
phpは全く知らないんですが、これが出来ないとMODx使う意味無いなーと思い、何とかしなきゃ、と「php」「文字化け」などからいろいろググって見ました。
そうしたら、
百式管理人のライフハックブログ
にある文が、includeFileに良く似ています。
そこで、includeFileの文の後半部分を、
$text = mb_convert_encoding($ob_contents,"UTF-8","SJIS");
//return it to MODx
return $text;
のように書き換えたら、SJISのtxtファイルの文字化けが直りました。
続いて上記のサイトを参考に
導入したのはdirectResizeです。
以前は商品のjpgファイルを一覧で使うときは、サムネイルをローカルで作成して(一枚一枚作ると死にそうだったので、Fireworks4でバッチ処理するスクリプトで対応)いましたが、これを導入したらサムネイルを勝手に作って表示してくれるので、かなりの省力化になりました。
出来ればlightbox(画像をクリックすると画面真ん中にウイーンと白い四角が出てきて画像がかっこよく出るやつ)を使いたいのですが、こちらはまだうまく動作してません。
さて、前回書いたレンタルサーバー乗り換えのきっかけとなったのは、旧サーバーで使用していたメルアドに、Webにアドレスを載せていたことが原因でスパムが大量に届き「メルアド変えるんならサーバーも変えてみよっか」と思ったことです。
そこで、最後に再びLet’s enjoy MODxを参照したところ、
AntispamEmailというものがあるので、これを導入しました。
これは簡単に導入できました。表示したページのソースを見ると、メルアドか何かさっぱり分りません。
2週間でなんとかここまで出来ました(画像表示のlightboxがまだなので未完成ともいえますが)ので、先日のドメイン移管日に、MODxを使った会社サイトのリニューアルを間に合わせることが出来ました。