10年ぶりにTumblrに戻って来ました
ただいまTumblr。
Tumblrとは?
Tumblrをざっくり言うと
ブログとTwitterの中間ぐらいのSNS
です。
Twitterでいうツイートを「ブログ記事」として投稿します。
またいいね!に相当する「スキ!」や、リツイートにあたる「リブログ」でタイムラインに表示できます。
Twitterとどこが違うの?
これだけだと確かに何もTwitterと変わりません。
私も以前「ブログ」として使っていましたし。
およそ10年まえに、園芸に関する記事の投稿先としてTumblrのお世話になっていました。
その後、全ての記事をここのWordPressサイトに統合する際にいちどTumblrを退会しています。
当時の退会した理由は、単純にその「ブログ」としての機能がここWordPressに劣っていたからです。
TumblrのSNS機能にはあまりお世話になった記憶はありません。
Tumblr退会後にこのサイトの更新を周知するというSNS機能は、Tumblrよりもリーチが広いTwitterに担わせました。
さて今年に入りましてそのTwitter、
Twitter社はイーロン・マスク氏による買収劇の舞台となります。
私はこれまではマスク氏を単なるポジショントークの政商と思っていました。
この買収劇も私は最近までどちらかと言えばTwitter側の視点で見ており、Twitterは引っかき回されてる被害者と考えていました。
その視点が変わった転換点は
Twitter側から「買収契約を履行するよう」マスク氏を起訴
した時からです。
Twitter社が被害者なら
マスク氏が買収を履行しないのは
Twitter社にとって朗報なはずなのに
どうしてマスク氏に履行を迫るんだろう?
マスク氏が指摘した
Twitterに偽アカウントやスパムアカウントが蔓延
をTwitter社が「ただの口実」と思うなら、Twitter社はマスク氏が指摘するより先んじて自社サービスに真善美を備える方向で進化するはずで、買収を履行させるためにマスク氏を訴えることは本末転倒です。
ちょうど時を同じくしてTwitterの仕様が、ホームがタイムラインからおススメ重視に変わって表示されるツイート内容が狭くなり、見難くなりました。
さらにそのタイミングで、
身の周りで偽アカウント問題が発生しました。
身バレを避けるためにフェイクを入れますが、明らかな商標詐称のアカウントの存在を発見しました。
被害が生じないようTwitter社には報告しました。
しかし「Twitter社のポリシー違反にはならない」という返事が来ただけで、それ以降は放置されました。
幸いにも日本には後ろ盾となる関連法令があるので、泣き寝入りだけは避けることが可能です。
しかしユーザーが法令を持ち出してまで自力救済しなければならないというサービスっていったい何なんでしょう?
しかもこのようなアカウントがつい最近まで20%もあったなんて、仮にその20%が全て偽アカウントなら、
ユーザーの4人に一人という高確率で何らかの被害を被るレベル…
健全なコミュニティ維持のためにも偽アカウントやスパムは決して軽視してはいけない問題だと気付きました。
これまで買収劇を「どっちもどっち」と思ってた私が、むしろ問題はマスク氏よりもTwitter社側にあるのでは?という疑問が胸をよぎるきっかけには充分な出来事でした。
そして今月に入って
買収が再起動される続報が次々と入りました。
これ以上ここで私個人の見解を述べることはしませんが、間違いなくマスク氏にはソーシャルネットワークサービスとしての理想像が見えていると推察しています。
「スパムや偽アカウントの数」とはマスク氏にとっては決してただの口実ではなく、マスク氏の描く(けど一口では理解され得ない)SNSの理想像にTwitterが沿っていないと例示した一例がこの「スパムや偽アカウント」なのではないでしょうか。
マスク氏の描くビジョンに果たして今後Twitterは到達するのか、それともドロップするのか。
いずれにしてもこの先Twitterは大きく変化することが見込まれます。
変化が想定されるTwitterが落ち着くまでの待避先を探そうと発意し即座に思い出したTumblr。
10年ぶりにTumblrを調べてみたら、
米Yahoo!からいつの間にかWordPressのAutomattic傘下になってました。
さっそく登録して試用してみたら
ブログとしての高機能を果たすことが出来るようになってます。
特にカスタムテーマの編集が秀逸です。
そして独自ドメインを無料で使用可能な点は、オウンドメディアのデータベースとしてはBloggerと並んで最も低コスト運用が可能です。
確かにこれはAutomatticが欲しがるわけですね。
レンタルサーバーにWordPressをインストールすることなく、同等の機能を使えるわけですので。
Tumblrの「大きな」デメリット
SNS用途としては少ない利用者数が大きなハンデです。
従って私もしばらくはTwitterと併用します。
ただしTumblrの「閑散としてる」というデメリットは
気を遣わずコンテンツ作成にリソースを集中する
と、好意的に昇華するよう心がけます。
逆説的ですしSNS疲れほどではありませんけど、都会暮らしに疲れ自然の多い田舎に引っ越すときのような晴れ晴れとした気分で過ごします。
Tumblrに期待する、このサイトやTwitterを相互に補完する役割
Tumblrを「当サイト」「Twitter」などと合わせたWEBでの相関図はこのようなイメージとなります。
(合わせてこれまでの経緯も加えてアニメーションにしました)
オウンドメディアであるこのサイトを、一番オウンドメディアに近いTumblrが窓口となり、他のSNSとの連携をはかる、という図式です。
後日
10月27日、買収が完了したようです。
Entering Twitter HQ – let that sink in! pic.twitter.com/D68z4K2wq7
— Elon Musk (@elonmusk) October 26, 2022
シンク持って入ってきてますね…
一見するとただのマウントのようですが、これはマスク氏の今後の困難を厭わない覚悟の裏返しと推察します。
マスク氏がイメージする理想のSNSに向かう一歩として、Twitter社内にもマスク氏と同じ志の従業員が存在しているかどうかの試金石と見るべきです。
その後さらに後日
公知のことですが、TLがずいぶん見やすくなりました。
今回トレンドの恣意性が槍玉に上がったキュレーション部門は、自身の存在意義を「エコーチェンバーを避けるため」と考えていたようです。
着せ恋の喜多川さん「人の好きなものバカにすんなよ」
とにかくTLがスッキリしたので、Twitterに戻ることにしました。
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