園芸を始めてからは、気象庁のWEBサイトにお世話になりっぱなしです。
そんな1月下旬のある日、唐辛子の鉢を日照に当てていたときです。
空を見上げながら「このあと天気はどうなるんだろう」などと思っていると、ふと「気象予報士」という資格を思い出しました。
つい何気なく気象予報士について調べたら、合格率5%前後と難関の資格なんですね。
知りませんでした。
気象予報士の皆様、気軽に検索してすみませんでした。
ですが気象予報士に関する記事を見ると、試験にあたり
バイブルは「一般気象学」という本
ということが様々なサイトで紹介されていました。
その「一般気象学」で検索した画像の表紙に、不思議と見覚えがありました。
もしかして・・・と思い、20年以上前に学問してたころの本を本棚で漁ってみたら、
持ってましたよ。
これを「あの時もっと勉強しておけば良かった」で終えるのか、それとも・・・
ということがあった翌日、学生時代の必修単位だった
気象学の再学習を検討
することにしました。
まず最初に、気象予報士試験に対する自分の現状を把握しようと、WEBにあった過去問を上から順番にちょっと解いてみました。
おやおや、1,2問目は正解してしまったぞ…
でも3問目は意味が全く分かりませんでした。4問目以降は見てません。
次の試験はいつだろう?と調べたら、なんと次の日曜日。
ということは、例年の年2回ペースだと次の出願可能な試験は8月か…
社会人的な時間の制約を考えても、8ヶ月って資格試験の準備時間としては割とあるかも。
また来月初旬に出張があるので、集中した読書時間がとれる。
もし出張前日までに手元にある「一般気象学」を読了できたら、出張の際には次の本を読める。
一般気象学の読了を10日後にするなら、1日あたり30ページになります。
もしこの早いペースで読み終えることが出来たら、まだ自分の頭の中には過去の成果が残っているかもしれません。
数学や物理化学から見直してこの試験に臨まれる方々もいる中で、もし早い読了が出来たら貴重なアドバンテージですね…
それなら真面目に受験を考えてもいいかと。
なんといっても既に本があるので、まずは気軽に始められる状況だし。
というわけで、とりあえず今日から1章ずつ以下のスケジュールで
「一般気象学」を読んでみる
事にしました。
序章(今日)
1.太陽系の中の地球(今日)
2.大気の鉛直構造(今日)
3.大気の熱力学(明日)
4.降水過程(明後日)
5.大気における放射(4日目)
6.大気の運動(5日目)
7.大規模な大気の運動(6日目)
8.中・小規模の運動(7日目)
9.成層圏と中間圏内の大規模な運動(8日目)
10.気候の変動(9日目)
読書を進めるモチベとして一応、気象予報士試験を受験することを前提としてみることにしました。
初版本なので、冥王星がまだ惑星です。
冥王星がdwarf planetに格下げになったとき、惑星の密度やアルベドという言葉に久しぶりに触れましたが、その時脳裏にはまだこの本の一覧表がありました。
その表はこの本に載ってたやつだった、とか多少のことを思い出しました。
冥王星を例とした科学の進歩もあるから、この本も現在刊行中の第二版を改めて買ったほうがいいのかな…、とも思いました。
しかし、一度履修した記憶に立ち返るというアドバンテージを活かすため、読書はこの初版本で進めます。
それで後で困ったらその時考えます。
さらに2日後。
放送大学第13回「全球凍結イベントと地球環境の安定性」を見た
「一般気象学」の読書は、一応予定通り進んでいます。
ただ、こんな一杯覚えんの?てぐらい出てくる公式群まで1回の通読で暗記することは、途中で止めました。
のちの読み返す際に託します。
まずは1日あたり1章約30ページを1時間ぐらいで読む、という読書気分のペースにします。
ところで、今日は気象予報士の試験なんだな、と思いながらたまたまTVチャンネルを変えたら、放送大学で「全球凍結イベントと地球環境の安定性」という番組が放送されていました。
これはちょうど今勉強しているところで、特に今日は「大気における放射」を読む予定だったから関連があるなと思い、ついつい引き込まれてしまいました。
スノーボールアース仮説なんて始めて知りましたよ…
そこでつい放送大学で「もしかして気象学の講座があるかも」と調べてみました。
すると
身近な気象学(’10)
という講座が見つかり、
平成24年度2学期 集中放送授業時間
放送時間を見ると1日2回の全15回で、放送開始はちょうど一週間後からというナイスタイミングです!
その放送開始日は、ちょうど「一般気象学」読書を終える予定の時期でした。
運の良さを感じ、学習のモチベーションが上がる一方です。
今は少しでも多く勉強したくなっていますが、出来るだけそれは抑えるようにします。
「社会人だし時間が無い」を受験までずっと引っ張り「空き時間を見つけて勉強する」を維持して習慣にしようと考えているからです。
従って、この放送大学も一旦全部録画しますが、「一度に全部見る」は我慢しようと思います。
いつ見るかは「一般気象学」が終わってから考えることにしました。
同様の理由で過去問や専門・実技は、もうちょっと後にしようと思っています。
このような勉強法は私個人のモチベコントロールの問題なので、誰にでも当てはまるものではなく、また効率的に良いものとは言えないということは付け加えておきます。
一般気象学の読了は、ここに書いた当初の2/5という予定から遅れ、結局は2月6日からの出張を使って、漸く読み終えることが出来ました。
予定から遅れたのは、飲みに誘われた日が1日あったのと、仕事が忙しくなって来たのが原因です。
読み終えはしましたが、理解したかどうかとなると微妙です。
残念なことに、履修したはずの学生時代の記憶が蘇ってくることは殆どありませんでした。
ただ興味のある事柄だからか、本書読了は全く苦になりませんでした。
一から心機一転再構築するつもりで勉強してみる甲斐はあると思うので、引き続きがんばってみます。
一般気象学の内容のうち「基本体系と各現象のイメージを作る」必要性を感じましたので、次は放送大学の録画試聴をしようと思います。
2月13日までは忙しいので、次の勉強予定は14日ごろからです。
2月中旬、放送大学の「身近な気象学」の録画を見始めました。
ご飯食べながらでも出来る勉強なので、気軽に取り組めます。
今日現在で全15回のうち第4回まで見ました。
のこり11本を目標として2週間後の2月末までに見終わろうと思ってます。
さて、放送第1回で「身近な気象学」の全カリキュラムの説明があったのですが、後半で「天気予報」に関する講座があります。
気象予報士試験の専門の内容に踏み込むのかな?と思い、並行して専門分野の勉強も始めねば、と
「わかりやすい天気予報の知識と技術」を買いました。
amazonの古本で1000円。
今回の勉強での初出費です。
これを放送大学が天気予報に関する講座になる前に並行して読み終えたいと思います。
2/20で放送大学の「身近な気象学」全15回を見終わることが出来ました。
VTRでとっつきやすかったのと、内容が基本的な部分だったので理解が容易だったのとで、学習をスムーズに進捗させることができました。
私のようにブランクから気象予報士を目指そうとする方にはお勧めかもしれません。
「わかりやすい天気予報の知識と技術」ももうすぐ読み終わります。
専門分野は割と楽しいです。
このようなものも買っていました。
2月末、学科用の試験テキスト「気象予報士かんたん合格テキスト 〈学科・一般知識編〉」を購入
放送大学の「身近な気象学」を見終わってしばらく間が空いたのち、この本を発注してました。
今日から1日1章づつ読み始め、一般の読了を半月後の3/15に、専門の読了を3月末に予定しました。
「らくらく突破気象予報士簡単合格テキスト」の一般知識を読了するまでは順調に学習していました。
3月、学習の中断
しかしその後が続きませんでした。
気象への関心は持続させていました。
しかしその後、極めて過大な業務負担の偏重を解消できず、多忙により学習時間を捻出できない状態がしばらく続きました。
学習習慣を定着させることが出来なかったことが影響し、業務忙殺が多少緩和された後も
- 専門知識版の学科テキストは購入していましたが手がつかず、
- 一般気象学を読み直しながら過去問に入る予定も、実行に移すことができませんでした。
昨日、第40回気象予報士試験を受験
それでも、もし学科の一般知識だけでも合格できれば免除が貰えると思ったので、出願した試験は受験しました。
テキストを1周した一般知識だけでもまぐれがあれば、また何度か受験するなら一度は試験経験を踏んでおきたいという考えからです。
自己採点。
- 学科の一般知識は15問中9点。合格点11点まであと2点足りませんでした。
- テキスト学習をしなかった専門知識は15問中6点とボーダーのはるか下。
この結果、採点対象外の実技は、記述式問題は問題用紙に転記していないので正確な採点が出来ませんが、穴埋め部分の出来を見れば専門知識と同程度の正答率かと思います。
今回の学習で学んだこと
社会人が独学しようと思ったらやはり学習習慣を定着させるには、
安定した学習時間を確保することが出来るか
にかかっている、ということです。
特に3月に入ってからは多忙を極め、学習どころではありませんました。
逆に学習を開始した初期である業務に忙殺される前の時期には、割と時間の余裕がありました。
その時は前述のとおり学習のペースを作るために詰め込まず敢えて学習時間を制限していました。
しかし今振り返るとこの時は逆にまとめて学習し、詰め込みたいときはできるだけ詰め込んでいたほうが後の学習習慣の定着に至ったかも、と思いました。
過去の学習の記憶が落ちている部分を発見するために、周辺知識を入れることを優先したためです。
あとで振り返ると、
資格学習は時間との勝負だから、時間の余力がありモチベのあるうちにまとまって学習した方が良かったかも
と思いました。
気象学の学習は楽しかったです。
まとまった独学をしたのは就職試験以来のことでした。
今回の独学と同時並行で始めた禁煙はここまで成功していますし、禁煙後ダイエットを兼ねて始めた自転車は良い感じで楽しめるようになっています。
大事なことは「楽しめるか」と心得ましたので、いつかそのうち時間をとれるような環境が整ったら、またこの資格にリベンジしたいです。
また今回は失敗はしましたが、経験で得た独学方法は、今後活かしていきます。
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