あまりに多忙で、つい疎遠になっていまいました。
そのような中でも一つだけこのブログのネタにふさわしいことがありましたので、久しぶりに投稿します。
さて、既に3Dプリンタは1台持ってるんですけど、
このたび、どうしても別素材のフィラメントを使う用途が生じました。
そこで2台目の3Dプリンタを買うことにしました。
Ender3です。
荷姿
届きました。
なぜか箱に梨のステッカー。
荷姿は完成品で届いた1台目のDa Vinci miniよりも小さいです。
ベッド周りは既に組まれてます。
これで同梱品全てです。
組立・調整
組立は1時間程度で終わりました。
組立・調整にはこちらの動画を参考にしました。
この動画のかたが注意するポイントに気を付けて調整すると、一発でこのとおりプリントできるようになりました。
プリントしたものは以下のものです。
私は他にも、仕事で使う用途で「Alunar M508」というPrusa i3系の3Dプリンタを組み立てたことがあります。
そのAlunar M508を組み立てたときは、動くまでに6時間以上を費やしました。
それと比べますと、おなじ半組立品でもこちらのEnder3の方がはるかに簡単でした。
Ender3は1台目のプリンタとしてお奨めしてもいいレベルではないか、とひそかに思っています。
カスタム
ものを作る道具自体がカスタムによってさらに効率が上がったり精度が高くなったりすることに喜びを感じるタイプの人にとっては、この3Dプリンタというカテゴリを大いにお奨め致します。
プリントパーツの装着
ファンカバー
Ender3、ボードのファンはなぜか一番ごみが集まる場所に上向きに口を開けてます。
これを放置してボードがゴミだらけになるとよくないことになりそうなので、Thingiverseにも多くの作例があります。
その中からダウンロードしてプリントしました。
ファンダクト
純正ダクトは開口部が広く、吐き出された直後のフィラメントがピンポイントで冷却されていないのではないかと思って作ってみました。
こちらもThingiverseからのダウンロードです。
LEDホルダー
わかりづらい写真ですが、真上から撮影しています。
手持ちのLEDバーライトを固定します。
プリントの際はフィラメントをクリアなものにしたことにより、写真の通り光拡散の効果が生まれました。
こちらはThingiverseからのダウンロードデータを、手持ちのLEDに合わせてサイズを加工してプリントしました。
フィラメントスプールホルダー・アダプター
Ender3は写真の通り、古いタイプのPCラックに設置しています。
フィラメントホルダーを説明書通りに取り付けると、高さが高くなりすぎて最上段の棚にぶつかってしまいます。
そこでこのようなアダプターを介してホルダーを折り曲げた格好で取り付けることによって、高さを下げてPCラックに入るために作ったパーツです。
このパーツによって、エクストルーダへのフィラメント入射角度がより自然になったことで、プリント中のリールはまるでベアリングがあるかのように回ってくれます。
このパーツもThingiverseからのダウンロードデータをもとに加工してプリントしました。
別途購入したもの
ガラスベッド
PETGをプリントするために定着を高めようと思って購入しました。
PETGの定着は別の形で解決しましたが、その他の素材をプリントする際にも定着性の高さとプリント後の脱着の容易さの両立に重宝しています。
マザーボード
後述するカスタムをいずれするんならあったほうがいい、と思うとついポチってしまいました。
マザーボード・BIGTREETECH SKR E3 DIP
+
モータードライバ・TMC2208
のセットです。
TMC2208ははじめから抵抗がはんだ付けされ、UARTモードになっています。
ファームをMarlin2.0.5に更新しています。
ファーム更新には、
こちらのサイトが参考になりました。
TMC2208は最初静音のstealthchopにしていましたが、今はspreadcycleに変えています。
今後の予定
そのうち、
オートレベリング導入
ホットエンド交換
をする予定です。
できればホットエンド交換の際はダイレクト化を企ててます。
TPUなどの柔らかい素材もいつかは使いたいので。
後日、この企てを実行しました。
こちらにて記事化しております。
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