サイクリング自転車

はじめての雨天での自転車通勤

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出勤を自転車にするかどうかの判断は、朝の段階での天気予報が、一日中雨が降らないとなっていることを条件にしています。
そのおかげで、これまでの自転車通勤で雨に降られたことは一度もありませんでした。
ですが万一の場面も想定し、一応自転車通勤を始めた6月にはすでに、レインウェアを会社のロッカーに常備しておいていました。

会社ロッカーにレインウェアを常備するとき、専用に新しいものを買っても良かったんですが、昔立場上付き合いでゴルフをやっていた時に買ってたゴルフ用なら持ってたはずでは、と記憶をさかのぼって探してみたところ、案の定物置奥のゴルフバッグの中からすぐ見つかりました。
見つかったのは、当時プレー中に雨に降られてゴルフ場で買った、ブリジストンツアーステージの上下セット(83T01、83T02)です。定価で買ったにもかかわらずゴルフを止める前でもほとんど使う機会がなかった綺麗なものなので、これを会社に自転車通勤用として常備することにしました。
この高機能かもしれないレインウェアは、当時のゴルフ的金銭感覚で購入し現存するもののうち、今後も活用可能な財産と呼べる、唯一のものになるかもしれません。
ほとんど使われなかったものがもし改めて日の目をみる機会があるのなら、使い倒さねばなりません。
というわけで、レインウェアをロッカーにおいてから、いつかはこのレインウェアで雨の中の自転車を試してみたいと思っていました。

「雨降ったので合羽着て自転車で帰った」だけで済む話なのに、これだけ前置きが長いのは、ふつうは憂鬱な雨天の自転車になぜかワクワク感になっている理由を述べたかったからです。

ついに昨日は、自転車で出勤したにもかかわらず、午後からずっと雨。
改めて天気予報を確認したところ、夜12時までは雨マーク。
どうやら雨の中帰らざるを得なさそうですね。
早速準備。

手持ちのバッグをRIXEN&CAUL対応に
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リクセン化したバッグは防水になっていないようなので、会社においておき、必要最低限の荷物だけ持って帰ります。鍵と少しの貴重品は、首紐で下げる巾着(これもロッカーに常備)に移しました。
靴は革(もどきの合成皮革)靴を会社に置いておき、20年ほど前に外勤の仕事をしていたときの支給品として貰った長靴(これもロッカーに常備) に履き替えました。
そして件のレインウェアに着替え、さあ帰宅。

フードがないので、頭や顔はびしょびしょです。でも眼鏡ではないので視界は思いのほか良好。
見渡すと、雨の中を走る自転車は意外と他にも沢山いました。
傘差し半分、何もなし半分で、カッパは自分以外には1台しか見ませんでした。

走り出してすぐ思ったのは、ブレーキ性能が大幅に下がっていることです。ロードでの雨天走行は初めてですが、ママチャリやMTBと比べると晴天時との差が大きく感じられます。
ハンドルはフラット部を持ち、ブレーキングは補助ブレーキによる一発フルブレーキにすることにし、さらにゆっくり走ることにしました。

滑ることを想定し、グレーチングを踏まないようなラインを選んでいましたが、これにも思いのほか気を使いました。

それでも何とか無事到着。
今日の走行記録です。
PanoBike
【走行距離】6.49km
【総所要時間】29分
【走行時間】25分
【平均速度】15.6km/h
【最高速度】21.9km/h
雨量は2-4mmでした。

頭はびしょぬれですが、レインウェアを脱いでみたところ、水が中までしみてたのは全体の20%程度でした。
ただサドルに接触する部分は、ダンシング中にサドルに落ちた雨の上に座ったからだと思いますが、尿漏れみたいに濡れてしまいました。

初めての雨天自転車通勤で思ったのは、
服装は、ゴルフ用のレインウェアでも自分の通勤経路なら何とかなるし、長靴でも走行可能。帽子だけ何とかできれば割と快適かもしれない、ということと、
自転車は、市街地の通勤経路ならブレーキ性能やグリップを考えるとロードバイクは危険なので、もし自転車を選べるなら雨天時はMTBにしたいな、ということでした。