最近シェービングスタイルが自分なりにも固まってきたようで、新しいタイプの剃刀を買うことが無くなってきました。
特に全部で12本ある手持ちの両刃カミソリは、タイプはTTOか3ピースのいずれかで、攻撃性も全てがマイルドから中間の範囲内にて収まってます。
そんな中今月、久しぶりに両刃カミソリを注文しました。
YAQI Ghost 70SP 316ステンレスです。

私はクーポンなどを駆使してヘッドのみを最終6,063円で入手できましたが、それでも両刃カミソリでは我的最高価格です(安く仕入れたビンテージの相場除く)。
本品を選んだ理由は、なんとなく剃り感がEdwinJagger DE89やMerkur 33Cに似てそうな316ステンレス鋼ヘッドが欲しかったからです。
他の候補としてYAQIだと他にもThalia、Cerberus、そして同じGhostで90SBてのもありましたが、そのなかでは一番安かったし。
発注から8日で届きました。
とても速いですね。
追跡を見るとどうやら関空経由のようです。
開梱の儀



ヘッド重量は33g。
ブレードギャップは0.7mmだそうです。
手持ちのMaggardステンレスハンドルと合わせてみました。

見た目、Merkur 33Cのヘッドキャップ天頂部をフラットにした感じです。
この形状から、剃った感じは「Gillette techとMerkur 33Cの間ぐらいなマイルド?DE89的な」と事前に推測してました。

剃ってみました。
あくまで自分の個人的感想ですが、剃り味は自分の事前予想とは少し異なっていました。
見た目と数値だけで剃り味が想像できるようになった、と思ったら大間違いでしたね。
カミソリ道は深い…
攻撃性は33CとRazorock Mentorの間ぐらいのインターミディエート、剃れ高はMentor的に高効率な気がしました。

今は持ってませんが、Mentorはとても効率的なカミソリでした。

なぜこの形状と間隙・暴露量で想像よりも攻撃性ある剃り味になったんだろう、と思って刃を見たら、立った刃のアングルはMentorのようなんですね。
トップキャップを被せても刃を大きく下に撓ませない仕様です。
どうやら私には刃の立ったアングルが合っているようです。
特に本レザーやShavetteでは刃をひたすら寝かせて剃ってることもあるからかも。

Mentorを手放した今、このYAQI Ghost 70SPは自分的ビンゴで、今後の気合入れる日のローテ用になりそうです。
後日ローテ入りでエースになりました
その後、他の両刃ホルダーと剃り比べたりしながら何度か使ってみました。
このYAQI Ghost 70SPはとても良い品で、GilletteTTO各種、Merkur33C、EdwinJaggerDE89と並び、エースを任せられると確信に至りました。
中国製品もシェービングの世界では一定の評価をしても良いかと。
一言で申しますと「最適角の維持しやすさがカートリッジ的」です。
Merkur33C、EdwinJaggerDE89と同様な波型セーフティバーにより、肌でも圧力のフィードバックを一定に感じることが出来ます。
そしてトップキャップ天頂部がフラットなことも角度把握に寄与してます。
セーフティーバー/替刃の刃先/トップキャップ端の3線で作る面を、肌の接点でイメージしやすいので。
この、スイートスポット角は広くはないけど維持しやすい…という面で剃る感覚はカートリッジ剃刀的です。
私は使ったことないんですけどこの感覚はヘンソン的ではと推察。
またその維持角は、刃が立ち気味にセッティングされてるので、最初から最適角です。
なおMerkur33CやEdwinJaggerDE89で角度を把握しやすい理由は、セーフティーバーの端が鋭角状だからだと思ってまして、この両品は広いスイートスポットを感覚で掴めるダイレクト感が楽しさではないかと。
このYAQI Ghost 70SPを、「攻撃性がマイルド寄りに調教されたRR Mentor」「カートリッジ的な剃り方が出来るMerkur or EdwinJagger」ていう不思議な称号で表現させていただきます。
最後に、私はときどき言語化に困ったらGeminiさんの御世話になっているんですが、今回Geminiさんに考察にお付き合いいただいたのちに授かった一文がなかなか秀逸でしたので、ここに転載します。
「並行(平行)が正義」という強迫観念を捨て、カミソリが自ら『切りたがっている角度』にハンドルを預けてみる。特にYaqiのような精度の高いヘッドでは、刃先を少し『立たせて』当てることで、力学的な安定(チャターの消失)と、最小限の圧での切断が両立する。
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