トリシティ

トリシティを手放しました

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2か月ほど前の話になりますが、先日

4年乗ったトリシティを手放しました。

ちょうど緊急事態が宣言されたこの4月、自賠責保険の満期を迎えました。
コロナで多忙になり、乗る機会を確保する見通しが立たないので、自賠責はその4月から更新しないままにしていました。

トリシティに関する投稿についても、このブログにみんからから移転した一昨年以降、全く記事にしませんでした。
しかしこれは決して乗車機会が減ったというわけではありません。
むしろ昨年は、積雪期を除いた晴れの日の県内移動では積極的に乗っていました。


オープンエアの爽快感は何物にも代えがたい、素晴らしいものだからです。
こんな快感の機会を、私のような以前ほんのちょっと乗っただけのリターンライダーにもとっつきやすく提供できるトリシティの価値は、いささかも損なわれていません。

では、

なぜ手放すことにしたのか?

自転車をお乗りの方にはきっと共感してもらえるのではと思うのですが、自転車で山道を下るとき、この爽快感は「ご褒美」と表現されます。
それは、山道を下る権利は、

山道を登るという苦労を経た者

だけに与えられるものだからです。

ところがオートバイは、この爽快感はなんと

下りだけではなく、登りでも感じる

ことができます。
爽快感を感じるために自転車で山を登るという苦労を経ず、登りでも下りでも、いつでも爽快です。
スキーのように登りを歩かずリフトに乗ったら楽だった、なのではなく、登りでも滑れて下りと同じように楽しいんです。

一旦このオートバイの「登りも下りも爽快」ということを体が覚えてしまったことで、私は昨年、自転車に乗ることへの敷居の高さを感じるようになってしまいました。

ここに投稿した記事だと昨年は自転車で、飛行機輪行でしまなみ走ったりとか、レンタルバイクでスタンレーパーク走ったり、とか大変充実しているように見えます。
でもそこまでの話です。
記事にするまでもないような乗り方、通勤とか馴染ルート周回とか、地元で普段通りに走る機会は、昨年めっきり減ってしまい、トリシティに置き換わってしまいました。

動機付けがしっかりしてる人だと、登りも下りも爽快なオートバイに乗ってても、自転車の乗車機会が減ることはないので、これは100%自分の弱さです。

昨年のパイクシーズン終了のころに、この自分の弱さを克服するには環境を変えるしかないと思い始めたのが、トリシティを手放そうと考えたきっかけです。

ネットの出張査定を利用

せっかくなので、買取に出したインプレも報告しておきます。

バイクを手放すにあたって「バイク 査定」で検索したサイトから

査定申し込みをしました。

すると当日中に、A社とB社の2社からメールが来ました。
メールの内容は、いずれも「お電話で申し込みください」でした。
しかしこれはさらにこちらからのアクションを求めることになり、サイトに書いていることと違うので、放置していました。

すると翌日

A社から、査定に伺うアポ取りの電話をいただきました。
こちらの休日を指定したらその日を査定予定日としてとんとん拍子にアポがとれました。

しかし最後にこのA社から「伺う者は弊社の委託先となります」と言われました。
こちらから「委託先ってどこですか」と尋ねたところ、「今はまだわかりません」とのこと。

家に来られるのに誰かわからない人が来るということは都合が悪いので、私から「どこが来るのか決まったら、前日でいいのでその委託先から連絡くれるよう」頼みました。
まだ日付だけしか決まってないから、前日まででいいので、時間も決めておきたかったという意味もあります。

するとそのことは了解いただきましたが、なぜか電話口からでもわかるぐらい、そこから急に歯切れが悪くなっていました。

A社の査定予定日の前日

今度はB社から電話をいただきました。
A社のアポには触れず、A社と同日の明日にB社の査定予定を指定したところ、翌日なのに快諾、時間もこちらの指定通りでした。

先日のA社と決めたアポは日付けだけです。
その後しばらくなんの連絡もないので、時間はまだ決まっていません。

A社・B社の査定予定日

B社から、予定時間よりちょっと早いけど伺ってよいかの連絡が入りました。
ちょうどトリシティの洗車が完了したところだったので、来てもらうことに。

査定には1時間ほどかかりました。

私がトリシティに乗っていた4年の間、トリシティの安定性のおかげで立ちゴケ含め一度もこけたことはなかったのですが、そのことは加点されました。

また査定の間、このバイクの国内外需要・コロナ下での首都圏ニーズ・新製品予測などの説明がありました。
説明には経済合理性を感じ、説得力がありました。

私は希望価格の範囲を内心で設定してたんですが、幸いにもその範囲内の価格が提示されました。
その場でB社に即決しました。

ドナドナの図。

アフターパーツに交換した個所の純正品は手元に保管していましたが、交換前に戻すことはせず、純正品は一緒に託しました。

晩になって、A社から電話がかかってきました。
私はもしかして「B社はA社の委託先でもあるのでは」と思っていたぐらいなので、この電話は意外でした。
この方がA社本体か委託先なのかはわかりませんでしたが、それ以前にアポを当日の晩になるまで放置してたことになります。
すでに売却した旨伝えました。

前後してドナドナ先のB社から、買取額の振り込み予定日が2日後になるとのメッセージをいただきました。

ドナドナの2日後

買取額の振り込みが確認出来ました。

最後に

何度も申し上げますが、登りも下りも爽快感を感じるオートバイは何物にも代えがたい、素晴らしいものです。
学生時代にほんの少しだけ堪能しただけのこの感覚を、この年になって新たに得ることが出来たのは、トリシティのおかげです。

今はちょっとオートバイから離れます。
田舎の地元には原付スクーターにまったり乗ってるおじいちゃんおばあちゃんが多いですが、自分もそのぐらいの年になったら、その方がたのようにまたいつかトリシティに乗り、まったりと走る日を楽しみにしようと思います。

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