ついに入手しました!大正時代ごろのラザーキャッチャー
ASR Ever-Ready lather catcherを。

このような銘品が格安で手に入るから、フリマは止められません。
ウェッジ刃ラザーキャッチャーはこのASR Ever-Readyで二本目。
既に私が持ってた1本目は

L’ESSOR CSCF Rasoirです。
入手して一番最初にしたことは、塗装が風化してた
純正ハンドルをカシューで再塗装
することでした。
金属個所をマステでカバー。

ネジ部分がちょうど刺さるよう、木材に3mmのドリル穴をあけ、ハンドルを固定。
以下の写真の通り木材からハンドルを生やすと、ハンドル全体を一度に塗装できます。

もともとのハンドル色は黒でしたが、手持ちカシューの都合で、塗った色は近似色の濃紺です。
5度ほど重ね塗りして、一晩乾かします。
それでは、早速GEM刃で剃ってみます。
ASR Ever-Ready純正ハンドルは塗装中なので、手持ちカミソリ「GEM1912」のハンドルを流用装着しました。

GEM刃を装着してみました。
刃背を押さえるリテーナーの押さえ方の角度の都合で、GEM刃だけだと刃背に1mmほどの隙間が出来てしまいます。
リテーナーの押さえを利かせるには、上の写真のようにシムなしで刃をリテーナー側の奥に1mm押し込んで使うか、またはシムを挟んでGEM刃を立て気味にする必要があります。
前者の「1mm押し込んで使う」は刃に1mm程度の前後可動域があるてのが気持ちよくないので、シムを挟むことにしました。
スクレーパー用のプラスチック刃を半分に切ってシムに流用し、刃に挟みました。
写真のオレンジ色です。

ASR Ever-Readyのシェーブ感覚は、意外にもインターミディエイトでした。
もう1本のラザーキャッチャーL’ESSOR CSCF Rasoirよりもマイルドです。
翌日はウェッジ刃で剃ってみた
純正ハンドルのカシュー再塗装も完了。

それにしても改めて、むちゃくちゃかっこいいです。
ASR Ever-Ready入手二日目はついに大正時代当時のシェービングをウェッジ刃で再現することにしました。
使うウェッジ刃は、もう1本のラザーキャッチャーL’ESSOR CSCF Rasoir付属のものです。

ちゃんと安全剃刀ですね。
オープンコムが利いてます。
それなりにアグレッシブなシェーブ感覚ですが、ASR Ever-ReadyはやはりL’ESSOR CSCF Rasoirより若干マイルドです。
あと、GEM刃よりもウェッジ刃で剃る方が快適でした。
多分適当に作ったシムの不安定さでGEM刃が固定されないことによる不快感に起因するかと。
本品は今後ウェッジ刃メインにします。
替刃研ぎ器「Stag Co. Razor Blades Sharpner」でウェッジ刃を研ぐ
1本目のL’ESSOR CSCF Rasoirではウェッジ刃を研ぐ際、同梱の研ぎ用ハンドルを使って研いでました。
同梱の研ぎ用ハンドルにウェッジ刃を装着し、西洋剃刀のように研ぐ、という要領です。
今回フリマでこのASR Ever-Readyを入手した際、実は同時に、ウェッジ刃を研ぐことに使えそうな替刃研ぎ器も購入していました。
その新兵器でウェッジ刃を天然砥石で研いでみた様子がこちらです。
刃の研ぎ角度が一定なままで研げるのが素晴らしいです。
革砥でも、峰先行の引き研ぎ方向のみ接地させて使えば、本機でストロップ可能でした。
ただ
ウェッジ刃は取扱注意です。
刃が厚いので本機装着やケース格納の再に少し力が要るので、怖いです。
両刃やGEM刃などの薄い替刃よりも手を切ってしまいそうでので。
あと錆にも気を付けなければいけません。
でもこのように研げばまた使え、ごみも出ずロハス。
で安全剃刀で剃り効率も高いという、完全自己満足の世界ですけど、今後ウェッジ刃でのシェービングを楽しめそうです。
コメント
ビンテージ物はそそられますね。安全剃刀はあまり使わないのですが、製品を通してその時代を感じられるようなものは集めたくなってしまう。
コメントありがとうございます。おっしゃる通りです。
昔の人になった気分で、ウェッジ刃を研いで使ったら普通の安全剃刀だったことで「仮に社会が北斗の拳状態になって替刃供給止まっても大丈夫じゃん」という不思議な嬉しさです。