最初はロングハンドルを、手持ちのメルクール33C用に買おうと思いたったことがきっかけでした。
先日コメントにて教えていただいた海外通販先
を覗いてみたら、つい色々目移りが…
もちろん目的のロングハンドルも買いました…
但しヘッド付きで。
Maggard Razors V2 OC
買ったヘッドはOpen CombのMaggard v2です。
ハンドルとヘッド合わせて$25.95。
Open Combは一般的にアグレッシブらしいので、つい魔が差して、ちょっと調子に乗って試してみたいと思ってしまったんです。
買ってから早速写真まで撮りましたが、それからおおよそ2週間ほど、未使用なまま放置しておりました。
それは現在使用中の別のカートリッジやディスポが溜ってたので、在庫先入先出の原則を守ってたからです。
剃ってみた
まず初日は、これまで既に3回使ったFEATHERハイステンレスで剃ってみました。
1回目では深剃りがうまくいかずについ力を入れてしまい出血しました。
「これがアグレッシブか?」と思いながら、次の日は未使用のASTRA Superior Platinumで剃って見ました。
すると最高の素晴しいシェイブが出来ました。
これはもしかして「マイルド⇔アグレッシブだけではなく、最初は替え刃が新鮮じゃなかったから?」と仮定しました。
そしてその翌日今度は未使用のdullな替刃で剃ってみました。
すると初日同様、深剃りがうまくいかずについ力を入れてしまいました。
その結果このホルダは、攻撃性がちょうど中間なので替刃の特性を出しやすいホルダ、と思いました。
ホルダを比較するには、少なくとも比較する他のホルダと替え刃などの条件を一致させる必要があること、
そして替刃は何回も使って切れ味が悪くなると却って肌を切りやすいことを実感しました。
V2OCとASTRA Superior Platinum+Maggard V2 OCは、メルクール替刃のMerkur33Cに匹敵するパーフェクトシェイブでした。
もちろんYMMVです。
Maggard Razors V3
実はMaggard V3のヘッドも入手していました。
ヘッド単体で$6.95。お求めやすいですね。
ヘッドまわりの形状は写真の通り、ミューレR89に酷似しているクローズドバーです。
刃のはみだし量を、以前撮影したMerkur33C
と比較すると、はみだし量はV3がわずかに多いようです。
ヘッド単体の重量は28g。
Merkur33Cのヘッドは27gでしたので、ほぼ同じ重さです。
なお先日のMaggard V2OCのヘッド重量も計ってみたところ、36gありました。
そのV2OCに先日使ったハンドル「Maggard MRP」の重量は56gでした。このMRPハンドルをV3ヘッド用にすると、ヘッドとハンドルの重量配分はおよそ1:2となります。
一方、前に入手した75gのハンドルを、もしV2OCと組み合わせた場合のヘッドとハンドルの重量配分も、およそ1:2となります。
2本のMaggardをこのように組み合わせることで重心位置が同じになりますので、しばらくV3にはMRPハンドルを合わせることにしました。
剃ってみた
初日の替刃はASTRA SPで剃ってみました。
マイルド系なメルクール33Cと似た、パーフェクトな剃り味でした。
翌日以降の替刃には「Merkur」と「Dorco」を使ってみました。
この2つの替刃だとメルクール33Cと比べて刃当りにダイレクトさを感じましたが、その当たってる感にも高い精度がわかるので、不安のないシェービングでした。
V2OCで剃った後にこのV3を使ったことで、V3がマイルドなことが実感できました。
逆にV2OCのアグレッシブさも。
Maggard Rasors公式のProduct Descriptionには、
With a moderately aggressive but comfortable shave, this is a great option for beginners trying out a DE razor for the first time. Shaves just as well as many of the big name brands with no noticeable difference in quality.(転載)
とありますが、総じてこの説明通りだと思いました。
マイルドなV3、非常にお買い得です。
コメント
ASTRAの刃は海外のユーザーの間ではマイルド系替刃の代表格として位置づけられています。Magardホルダと相性が良かったのは、アグレッシブ系のホルダでマイルド刃を使用したからだと思われます。
アグレッシブホルダは剃る時の刃の有効角度が広いので、マイルド系替刃を使用するととても剃りやすいかと思います。私もASTRAを使用するときはアグレッシブホルダーを使用しています。また、33Cのようなマイルド系のホルダだとシャープ系の替刃が使いやすいです。フェザーや7o’clockはシャープ系ですので33cが最適だと思われます。逆剃り時はむしろこっちのほうが使いやすい気がします。
両刃カミソリはホルダー、替刃共に剃れ味が違いますので無限とも言える組み合わせがあります。また、ソープの水分含有率を変化させるだけでも剃れ味が変わりますし、ソープのブランドによっても微妙に剃れ味が変わります。
実に奥深いですね。
うにぞうさま、お越しいただきありがとうございます。
また、私の頭の中で整理がつかなかったままのことを解説下さり、おかげですっきりしました。
替刃の性質を把握しておいておくと、いろんな組み合わせの解が予測出来て、最適を見つけやすくなりそうですね。
実に奥深いです。
まだ使ってない刃が多いですが、刃の特徴を把握できる程度に使いこみつつ、いろんな刃を試して見ようかと思います。
Maggard Razorsでハンドルは買ったことあるのですが、ヘッドは未使用でした。写真を拝見したところ精度良さそうですね。スラントヘッドを持ってないので今度欲しいなと思いました。
でもあそこのサイト、品揃えが豊富かつ安いので、目に毒というか、財布に優しくないサイトですよね(笑)
スラントのもよさそうなものでしたし、目に毒ですね(笑)
でもカートリッジ買ってたころを考えると安いので、と自分を納得させてます。
これで両刃ホルダが5本になりましたので、ホルダ収集は一旦卒業しようと思ってます。
5本で中4日のローテを組んで、5枚入りの替刃パック一箱分を一度に5本に使うサイクルを組んで、これからはいろいろな替刃の違いを楽しんでみようと思います。
今後、カートリッジ式などは、二日酔いの朝や急ぐ朝、出張先、タッチアップのリリーフ役、など補助的な役割になろうかと考えています。