ファーム・OS電脳

枯れたAtomベアボーンZOTAC HD-ID11にChrome OS Flexをインストール

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5年以上前にヤフオクで激安の新品同様品を入手したminiPC、ZOTAC HD-ID11。

ZOTAC HD-ID11のWi-Fiカードを手持ちの5GHz対応のものに換装
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この1年はUbuntu Serverをインストールして3Dプリントサーバー用途にしてました。

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3Dプリントサーバーという存在は利便性が高いものがありました。

しかし実は3Dプリントする機会って、さほど頻繁ではありません。
3Dプリント以外にサーバーを立ち上げることがないので、立ち上げる都度アップデート通知の嵐。
その都度のアップデートの手間が煩わしくなり、いつしか3Dプリントは当初のSDカード経由に戻っていました。

出番のなくなったZOTAC HD-ID11、いまさらAtomベアボーンになんの出番があるでしょうか?

「OSをインストールする実験」という貴重な出番があります。

今回インストールするのは

ChromeOS Flex

です。

ChromeOS FlexはChromeBookと違ってGoogle Playストアがなく、サードパーティーのアプリを入れることが出来ない代物です。

その一方でChromeやYouTubeなどGoogle謹製のアプリはしっかり入って使えるし、何といってもインストールが簡単です。

acer Aspire ES11をChromebook化(Google Playストア入り)
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以前手持ちノートをChromeBook化した際に上記記事のような七面倒な手段を選んだ理由は、Google Playストアの入った純粋なChromeBookにしたかったからです。

インストール

Google Playストアを必要とせず単純にChromeOS Flexだけをインストールしたいのなら、導入方法は非常に簡単です。

  1. 手持ちPCのGoogle Chromeブラウザに拡張機能を導入する
  2. 大容量のUSBメモリを用意してそのPCに差して、拡張機能からUSBメモリでインストールメディアを作成
  3. 作ったインストールメディアでインストールしたいPCを起動し、画面の指示に従ってインストール

たったこれだけです。

インストールメディアはWindowsだけではなく、ChromeBookからも作ることが出来ました。

今回のZOTAC HD-ID11はノートじゃないし、x64とはいえAtomだし、ハードウェア的に認識できないのではないかと危惧していました。
しかし上の画像のようなモデル選択で、簡単にインストールが完了。

ChromeOS FlexをインストールしたZOTAC HD-ID11の使用感

ディスプレイやWi-Fi、サウンドなど主要なハードウェアは無事に認識されました。

ただし通常の使用は、きわめてもっさりしています。
Atom D510の限界でしょうか。

唯一それなりに使用に耐えそうな場面はYouTube動画の再生でした。
GPUの512MのNVIDIA IONが効いてると思われます。

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