現在は替刃式ストレートレザーを総称する普通名詞Shavette、もともとはDovoの替刃式フォールディング剃刀の固有商品名です。
このたび、ジェネリックACクローンに続いてこれが我的2本目のShavette、
「Parker PTB」という替刃式ストレートレザーをポチりました。
Amazonです。
NYからの発送だったのに、なんと9日で届きました。
開梱の儀

価格の割に外箱も高品質、替刃も同梱、そして本体の作りも想像以上にかっちりとしてて、好印象です。
我的Shavette初号機のACクローンと比べてみました。
どちらからもsalon専用機的オーラを感じます。

現代salon的雰囲気なACクローンと比べると、本レザーにそっくりな肌触りなParker PTBからは少し前の理髪店的要素を感じます。
余談ですが、少し前の理髪店的要素とはこのような雰囲気です。
4年ほど前からの私の愛読書です。

私の考えなのですが、セル生産方式の極致の姿とは「理容店の店回り」だと思っています。
独りで作業を完結させる一人屋台は作業者の能力効率が最大限に発揮される点が、ベルトコンベアの流れ作業と異なり、理容店の店回りを見るだけで作業効率への工夫を感じることができ、いつも参考になります。
私が少し前の理容店が好きなのは、このような考えも多分に含まれています。
Parker PTBを本レザーと比べてみました。
上から
- Henckels 17 Friodur
- Hitachi M66
- Parker PTB←本製品
- DOVO 40 Inox
- C.J Heljestrand MK

ACに比べると若干大きめなParker PTBも、本レザーに混じると中間的です。
重量は34g。

2つ上の写真にある前後の本レザー、Hitachi M66は48g、DOVO 40 Inoxは38gなので、他のレザーと比べると若干軽いですね。
ACクローンは42gでした。
替刃をはめてみました。
両刃ハーフの替刃は、salon用に最初からハーフで販売しているものもあります。
また両刃を半分に折って作ることもできます。
Amazonインプレに「折ってハーフにした刃は使いづらい」とありましたので、試してみました。
左の写真が同梱のハーフ替刃、右が両刃を折ってハーフにした刃です。


折って反り浮いた側をこちら向きにしたら嵌りました。
剃ってみました。

感覚は普段の本レザーとほぼ同じです。
それもものすごく良く研げた本レザーで剃っているかのようで、大変快適でした。
逆に自分の日ごろの本レザー研ぎはもっと精進できる余地があることを知りました。

ところで、なぜ突然Parker PTBを購入したのか?
一言で、
ウェッジ刃のストロッピングに使えそうだったからです。
コメント