2か月ほど前になりますが、久々に新しく両刃カミソリを入手しました。
MerkurのOpen Comb、41Cです。
量ってみると重さは66gでした。
他のホルダと比較。
左から、Maggard V2OC、このMerkur 41c、Merkur 33c、Edwin Jagger DE89です。
ハンドル長はわたしの手だと4本指保持はギリギリで、小指は添えるだけになります。
つまむ持ち方のひとには問題ない長さです。

この表ではアグレッシブ度2.0と、極めてマイルドと評価されてます。
最初はPersonna Platinumで剃ってみました。
自分的にPersonna替刃は「中間寄りのシャープ系」と思っていますので、このマイルド41CにPersonna替刃の組合わせは合っているのでは、と予断していました。
その予断は間違いありませんでした。オープンコームの先端が肌にあたる感覚は他のオープンコームホルダーと同じですが、その背後になる刃をコームがしっかりガードしている様子は、まるでフェザー・プロガードのようです。
右がこのMerkur 41C、左がMaggard V2OCです。
ブレードギャップは両方のOCとも同じぐらいですが、左のMaggard V2OCの方は刃の向きが上向きで、下向きなベースプレートとの間隔があるのに対し、このMerkur 41Cは刃がベースプレートに沿っています。
この点がMerkur 41Cをプロガードのように感じた理由かと。
続いてDerby。
Personna替刃は4回使いました。
Personnaに続いて、ダル系の代表Derby替刃ではどのようになるのかと興味があり、次はDerbyで剃ってみることにしました。
マイルドホルダーにダル替刃は剃り心地が良くなさそうな予想をしていましたが、結果は自分の想像を超えた感覚で、意外にも悪くありませんでした。
プロガードのような安心感がある上に、カートリッジカミソリのようなスピードで手早く剃れました。
まるでSchick ProtectorやフェザーMR3のようなガード付きT字で剃っているかのようでした。
この新境地はいったん他の両刃ホルダー体験を経由したのが原因と考えると、もし1本目の両刃カミソリとして使う際には、それまでのカートリッジカミソリから違和感なくしっくり使えるのではないか、と思いました。
マイルドでカートリッジカミソリのように手早く使うことができ、かつ様々な特性の替刃に合うこのMerkur 41Cを、ポピュラーやDE89とともに最初の1本として勧めるベストバイに加えたいと思います。
コメント
こんにちは
OCなのにマイルド、そしてレトロデザイン。
前から気になってるホルダーです。
こうして写真で見せていただけると判りやすいですが
33Cよりわずかに小さいんですね。参考になります。
そうですか、替刃で調整がききそうな造りですね。
確か価格も手頃なホルダーだったはずなのでconnaughtあたりで
セールしてる時を狙おうかなぁ笑
断捨離中なのに、油断すると時々ムクムクと物欲が湧き上がります。
素敵なレポートありがとうございます。
うにぞうさま、コメントありがとうございます。
41Cは、教えてもらったMaggardのセールで入手しました。
私はこの数年、とくにコロナ環境になってから
〇ヤフオクやメルカリが身近になってきたので気軽に買って試せるようになっている
〇WEBでの流通増の影響かあらゆる商品の中古相場が上昇してるけど、時計とか自動車とか輸出関連商品は特に底堅いように感じるので、実際はインフレが進んでて、為替と相殺されてるから気づきづらいだけなのでは?とにらんでる
金で持っててもモノで持ってても同じだと考えて、逆に物欲を押さえないようにしています。
ホルダーも時計や自動車と同じように中古市場が大きければ、数年使ったら買い替えるというスタイルはありだと自分に言い訳しております。