先日行政は、使い捨てのプラスチック製品の削減を企業などに求めるため、削減の対象となる12の品目を決めました。
その中に、ホテルで用意されるディスポカミソリも含まれるようです。
私はホテル備え付けのディスポには、めったにまともに剃れる個体にお目にかかれないので、
(次の「フェザー・ロングライナー」「LORD-II」を除きます。この2つは別格の良さでした)
出張時カミソリはいつも自分で持ち込んでいます。
エンドユーザーの接点であるホテルを狙い撃ちするこの対策が根本的な樹脂削減になるとは思い難いものがありますので、この機会に
ホテルはディスポを置くのをやめてもいいんでは?
と考えてます。
樹脂削減の根本的な解決策は、両刃カミソリや片刃カミソリを使うことなのではないか?と思うからです。
ロハスなカミソリ、Schick インジェクター
鉄は地球の重量の3分の1と聞いたことがありますが、インジェクターの替刃はそのステンレス鋼のみです。
使い捨ての樹脂は一切ありません。
それでいて替刃単体は厚手で肌あたりも良く永切れし、ホルダーの設計と相まってスムーズで効率的な剃り心地という、セーフティレザーとしての素性の良さ。
ホルダー販売を終えてもいまだに替刃があちこちのホムセンやドラッグストアで入手出来るのは、やはりまだまだファンの支持が根強いからだと思います。
ホルダーはもうSchickでは売っていませんので、
このような互換ホルダーを入手するか、あるいはフリマサイトなどで中古で入手することになると思います。
さて、中古のインジェクターホルダーを入手すると、替刃も同梱されることが多いです。
せっかくなのでその同梱替刃も使用しますが、このとき
古いインジェクター替刃を使おうとマガジンをスライドさせようとしても、びくとも動かない
ことが何度かありました。
このとき
マガジン替刃の固着を解消できた対処法を紹介します
自分が施した解決方法は非常に簡単でした。
刃物油を1滴たらすだけ
写真の〇の個所で示す、替刃マガジンに「BLADE SUPPLY」と書かれた覗き穴からは、装填されている新しい替刃が重なって見えます。
替刃の固着は替刃同士がくっついてしまっているからで、おそらく製造時の防錆油が固まったことによるものと考えられます。
そこで、このBLADE SUPPLY穴から替刃層に刃物油を1滴たらしてみました。
浸透までに約3分ほど待ったら、固着が解消され、替刃をスムーズに押し出せるようになりました。
2度同じ場面に遭遇し、2度ともこの方法で解決できたので、他の方の参考に役立てることが出来ればとご紹介いたします。
自分は試してませんが、恐らくベビーオイルでも大丈夫なのではと思います。
製造元の推奨している方法ではありませんので、内容の正確性や動作を保証するものではないこと、およびその結果生じた影響に付いて弊方は責任を負いかねます
行政はホテルに罰則を与えるぐらいなら、まだ替刃が流通普及しているうちに、このインジェクターホルダーの製造再開や、両刃カミソリの普及などに支援したほうが、よほどSDGsで効果的だと思うんですけどね。
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