久しぶりにジレット・センサーで剃りました。何もかもみな素晴らしい。

5.0
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剃刀というニッチなジャンルでネットオークションやフリマサイトを巡回していると、稀に格安出品が格安のまま入手出来るという幸運があります。

そんなお宝を発見したぐらいの嬉しさがある格安出品はふつう、タッチの差で売約済みになったり、高騰して競り落とせなかったりすることのほうがもちろん多いです。
でもその入手できなかった時は意外にも悔しくなく、むしろ若干ほっこりします。
なぜそう思えるのか自問自答してみるとおそらく「このニッチな趣味に自分以外の同好の士がいたんだ」という嬉しい実感が得られる、数少ない貴重な場面だからだと思います。

私がここでこれまで紹介した剃刀のなかには、それを入手した際の安さがあとでフリマサイトで目立つものもあります。
ここで記事にするとその出品の様子をご存じの方の目に触れることを気にし始めると若干気が引けますが、開き直って自分のインプレを投稿することによって記事をご覧の方とUXを共有したい使命感のような気持ちを持って、遠慮なく投稿することにしてます。
「履かない人には売れない」とおっしゃってたスラムダンクのバッシュ店長と同じく、自分が使うことが楽しみで買う、という動機を大事にします。

 

余談ですが、「転売ヤー」と「単に自分が不要になったものをネットオークションやフリマサイトに出品処分するだけの人」との間の大きな差は、

「自己の用途に供するつもりがないのに、相場を操作して利益を高める意図を持ち、寡占的なシェアで反復継続して購入をする行為」

と思ってます。

 

Gillette Sensor Excelです。

前置きが長くなった理由は、SensorExcelのホルダーを1本(中古ですが)超格安で入手したので、その喜びとともに、高い使い心地の良さを感じたからです。

このセンサーエクセル、だいぶ前に既に絶版となっていますが、

替刃はまだ絶賛販売中です。

これがホルダーの中古相場を押し上げている要因だと思います。

ドラッグストアやホムセンでもみかけることの多い替刃です。
未だ多くのセンサーエクセルのファンがいるからでしょうね。

もともとセンサーエクセルは20代の若いころ10年以上使い続けてた、私にとっても一番なじみのあった剃刀です。
残された替刃を使い切るために、7年前にディスポからホルダーを流用したこともあります。

Gillette SENSORの替刃を使い捨てSensor3に流用
先日自宅の洗面台の棚を整理していたところ、 今は使っていないT字カミソリの替刃が見つかりました。 どの機種用の替刃なのか検索したところ、 Gillette SENSOR用 - 4個 Gillette MACH3用 - 1個 なこと...

その時の記事はこのブログのカミソリカテゴリ最初の投稿となりました。

剃ってみました。

今回入手したホルダーはまさに若いころに使っていたものと同じ型です。
約15年ぶりの再会となります。
何もかもみな懐かしい。

まだウエットシェービングが上手ではなかったころに愛用してた理由は、当時は「ただ単にそれしか知らなかった」だけでした。
しかし

一番長く使っていた理由はそれだけではなかった

ということを、今回実際に使用して明確に自覚しました。

セーフティレザーの安心感を備えたまま適度な攻撃性があります。

工具のようなダイレクト感のある金属製の細いホルダーのおかげと思いますが、高精度での深剃り制御が可能でした。

この剃り味を他の剃刀を引き合いに例えるなら、2枚刃のシンプル構造で取り回しやすいGillette MACHsyn3です。

7年前にディスポホルダーに装着してこのセンサー替刃を使ったときは、ここまでの良さを感じなかった覚えがありました。

にもかかわらず今回高評価となった理由は

  • 7年間と違いオリジナルホルダーによる、工具のようなダイレクト感の高さ
  • この4年間のカミソリ沼での経験から、自分の剃りレポ力の向上

と考えています。

個人の感想です。

それでいて替刃単価はMACHsyn3の半分近く。

もしこの一本を7年前に入手していたら、このブログのカミソリカテゴリ自体存在してなかったのでは、と思うぐらい最高でした。
もしかするとこのカミソリ沼にハマった4年は、この昔のセンサーエクセルのような剃刀をさがす旅だったのではないか、という気さえするからです。

センサーエクセルの互換ホルダー

もし、未だ現在絶賛販売中のセンサーエクセル替刃を使おうと企てる場合、ホルダーを入手するための、いくつかの方法があります。

まず第一の方法は、今回の記事のように

中古品を探す

という正攻法です。
この方法の欠点は、前述のとおり中古相場が上がってることです。

2つ目の方法は、前述の過去記事のように

現行Gilletteディスポレザーのハンドルを流用する

です。

以下のカスタムプラス3、

あるいはカスタムプレミアム

が適合するようです。

 

なお当記事はメーカー推奨外の組み合わせ使用を保証するものではないことをご承知おき下さると幸いです。

3つ目の方法は、

並行輸入品のセンサーエクセルホルダーを入手する

です。

私はこれを使ったことはありませんが、プラスチック製のようですので軽さとダイレクト感がどのようなものか気になります。

Amazonで1,800円(9/14日現在)、メルカリやヤフーだともう少し安い本体価格です。
その安い本体価格の出品のなかには、送料が本体価格以上に設定されてる出品もございますので、ご注意ください。

このたび、4つ目の方法を見つけました。

サードパーティー製のホルダーを購入する

です。
ネットを巡回してると、センサーエクセル以外でしたら、以下のようなサードパーティー製のカートリッジホルダをいくつも見かけます。

ほとんどは上の商品のようにGillette MACHsyn3かFusion用として作られているものです。

そんな中、今回このような商品を見つけました。

こんな商品です。

センサーエクセル対応のサードパーティー製ホルダーです。
ちょっと興味あります。

ただし若干お値段がはりますので、オリジナルを入手した自分には手が出せません。
でも重さとダイレクト感がありそうなので、もしオリジナルホルダの代わりに求めるなら、選択肢の一つにはなりそうです。

センサー互換ホルダーのビンテージ中古品を発見、購入

その互換ホルダーの中古出品を別途オークションサイトにて購入しました。
なんとTOBSブランドです。

出品説明にはSensorという明記はなかったので見切り購入しましたが、明らかなSensor。

写真の上が純正ホルダー、下が今回購入したビンテージ互換ホルダーです。

上記純正ホルダーと比べ、太く短いハンドルです。

重量は24g。


純正ホルダーは30gですので、5/6の重量感です。

中古のカミソリを入手した際の洗浄方法を施します。

本品は汚れがほとんど見られなかったので、しっかり洗浄する必要のないものでした。
ですがせっかくなので、自分が普段やってる中古カミソリ洗浄手順をここで紹介したいので、以下の通り全ての段取りを施しました。

最初に超音波洗浄。

お湯に浸けた後、クレンザーで歯ブラシ。

最後にもし石鹸カスがある場合は、この

Johnson&Johnsonのスクラビングバブルを登場させます。

洗浄が終わり、

Sensorの替刃の装着を確認しました。


しっかり付いてます。

写真で分かる通り、ネック部分にデートコードが純正ホルダーと同じ位置に見えます。
このデートコードを見ると、

もしかして本品はサードパーティー品ではなくGillette謹製なのでは?

と思いました。

  • -2Yと刻印されているこのビンテージ互換ホルダーは2002年の第2四半期製で
  • -2Wとある純正ホルダーは2001年第2四半期製

ということになるのではと。

ジレット商法からの脱却と回帰

MACHsyn3やFusionの替刃の高コストさに目覚めたのが4年前。

Gillette fusion 5+1を使ってみた感想
いつも行くドラッグストアで、2カ月ほど前に、Gillette fusion 5+1の替刃2個付ホルダーが1個398円というワゴンセールを見つけました。 替刃2個付きということは、替刃だけで単価計算しても1個199円とお得だと思い、つい8セットも買ってしま...

Gillette商法という言葉にもあるように、高い替刃単価のサイクルからの脱却を図ろうと考えたのが、このカミソリ沼の始まりでした。

結果は、そのサイクルから脱却して浮いたはずのコストを凌ぐほど、ビンテージ両刃や西洋剃刀に投資してしまいましたが…

両刃カミソリの世界を掘り下げると、改めてジレット製品の銘品ぶりを実感します。

特にアジャスタブルTTOは、機械技術の粋を集めたしびれるようなギミックと精度のかたまりで、ビンテージとしてのジャンルを確立するのみならず、現役での使用にも高い満足をもって応えてくれます。

ジレット商法からの脱却を図ってカミソリの旅が始まったこの4年、結局はまたジレットに戻ってきてしまいました。

上記ゆっくり神動画にも触れられていますが、ジレットは2年前にAmazon.comで両刃カミソリの新商品を販売しました。

また両刃カミソリが復刻された上記と同年である2年前、カートリッジカミソリで5枚刃まで進んだあのジレットがついに、

なんと新製品として「2枚刃」カートリッジ剃刀を発売しました。

「ジレット史上究極のやさしさ」とありますが、「ジレット史上(初の替刃枚数を減じたことによる)究極のやさしさ」と勝手に受け止めてます。

もしこの逆行がサステナビリティとかロハスなどの時代の流れの一環なのでしたら、せっかく素晴らしいセンサーエクセルという商品の替刃を販売し続けているGilletteには、ぜひセンサーエクセル用ホルダーも再販してほしい、という淡い期待を持っていだかずにはいられません。

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