大事な友人から10年以上前に頂戴した「魯班尺」。
5mの幅19mmです。
DIY中におみくじを引くような感覚が面白く、また使い勝手が良いので、大変気に入っていました。
何個か別の巻尺も持ってますが、自宅DIYではこの魯班尺をファーストチョイスで使ってました。
あまりにヘビーデューティーに使っていたので、何度も落としたりしてしまいました。
筐体が割れましたが、さらにそれでも使っていました。
するとつい先日、とうとう今度はテープが戻らなくなってしまいました。
戻らない原因を知るために分解してみると、写真の通り真ん中の軸が割れてバネが空回りしていました。
せっかく戴いたお気に入りの魯班尺。
テープ部分だけでも活かせないかと考え、
テープだけを手持ちの別のメジャーに移植しよう
と企てました。
移植先の別のメジャーは
おそらくこの製品の旧型です。
ホームセンターで500円以下で買ったと記憶してます。
ロックだけでなくブレーキもついてて、その上お買い得価格でした。
5.5m-幅19mmというスペックで白羽の矢が立ちました。
この移植先メジャーをあまり深く考えずに分解してたら、巻き取り部分のバネを外すのに失敗して爆発したようになってしまいました。
この通りになってしまいました。
このときは「ああびっくりした」しか感じてませんでした。
しかしこのバネをまとめようとしたら、テープとの接続部分の鎌状のフックに指をひっかけてしまい、指を切ってしまいました。
鎌状の形は二つ上の写真の影で見える部分です。
と想像すると、ゼンマイって弾性のある鉄ですから、クロモリとかですよね…((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
この記事をご覧の皆様、この作業は危険です。
マネしないで下さい。
そんなわけで以降の作業は極めて慎重に進めました。
爆発した移植先メジャーの巻取りドラム部分は破損(というか粉砕)してしまいました(上の写真のゼンマイ上端部)。
そこで
魯班尺からはテープ部に加えドラム部分も移植することになりました。
移植先メジャーは筐体だけを活用することになります。
無事移植出来ました、というか不思議なほどピッタリサイズでした。
自動巻き戻しはもちろん、ロックやブレーキというギミックもちゃんと効いています。
小技ですが、
魯班尺だと示すため、商品ラベルも移植張替えすることにしました。
でないとJISでないにも関わらずJIS扱いにされかねないので。
自宅DIYでしたらどっちでも構わないポイントですが。
スキャンしたデータを耐水の光沢ラベルシールにプリントしてみました。
よくよく見たら商標入ってますね。
勝手に複製しちゃダメなパターン。
どうしよう?
テープも筐体も黄色のコンベックス…
そんなわけで、スキャンしたデータからインスパイアされたデザインをLibreOffice Drawにて作成。
プリントし、新しい筐体に貼り付けて完成したものがこちらです。
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