サイクリング自転車

ELITE arionで3本ローラーデビューしました

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先日、雪が積もってもう道路を走れない時期にも関わらず、タイヤチューブを交換しました。
一見そのような無駄に思われることをしたのは、この冬「三本ローラー」に乗るためです…

せっかく今年ここまで入れ込んだ自転車。
それを雪に閉ざされるからといって中断したくありません。
固定ローラーではなく三本ローラーにしようと考えたのも、より実走に近い感覚らしいからでした。

買いたいなと思ったのは半年ほど前。
買おうと思って調べてみるとこの三本ローラー、すぐ乗れるというようにはなかなかならない曲者のようです。
そこで冬になるまでは、道路を走るときも白線の上を外さない練習をしたりしてました。

欲しい気持ちが4ヶ月続き衝動買いではないことを自分に確認した11月。
この時すでにTacx T1000かELITE arionの2つに絞り込んでいました。
この2つは脱輪しづらいつくりになっているらしいからです。

結局購入したのはELITE arionです。

これは私の想像ですが、この2台を比較すると、おそらくTacx T1000はローラー径が中心は小さく、外側が大きいという形状になっているので、乗っていて自転車が外側にずれてきたとしても自然に中心に戻ってきて乗りやすいのでは、と思いました。
でも、もしきれいなペダリングも身につけたいと思うなら、楽しちゃいけないのでは、と思ったのが、ELITE arionにした理由です。

別途こちらも買いました。

CYCLEOPSマットと、

ミノウラのネットです。

ちょうど先日、雪が降ったのと前後してローラーが到着。

今日まで乗れなかったのは時間が取れなかったからです。
ローラーがあるのに乗れない間は、乗りたい気持ちを抑えて、設置場所やレイアウト、他に必要な道具をかき集めたり、先日のチューブ交換などの準備を考えるのに十分でした。

「これでも半年まじめに自転車乗ってきた」から乗れるかも・・・
一方「普通に乗れる人でもローラーには最初苦労している」から乗れないかも・・・
どっちだろう?と複雑な思いのまま、いよいよ休日の今日、

ローラー初乗りです。


設置のレイアウトは最終的に写真のとおり。

最初はギアを一番重いアウタートップにし、シューズは履かず、自転車左側の壁に肩をつきながらこぎ始めてみました。
この時「意外と負荷が大きいな」ということを感じ、壁から肩を離すことが出来ないどころか、壁に寄りかかったままなので車体を垂直にすることがなかなか出来ませんでした。
そこでギアをフロントインナーリア6ぐらいに下げたら、ペダリングが軽くなりました。
次にローラーをもっと左側の壁に近づけ(最初の位置は上の写真よりもっと壁から離れていました)、壁には肩ではなく肘で寄りかかるようにし、そこから10分ほど回してたら、ようやく肘をつきながらでも車体を垂直できるようになりました。

車体が垂直になった状態でこぎ続けてきたところ、それがだんだん安定してきました。
そこで、始めてから30分ぐらいで肘を離してみたところ、なんとか10回転ぐらい自立して漕げるようになりました!
そこからはどんどん上手くなり、サイコン計測で1kmぐらいの距離を持続して乗れるようになったのは、乗り始めてから1時間ぐらいのことでした。

手放しどころか片手放しは出来てません。しばらくは出来そうになさそう。

ギア比34-15Tだと、サイコン上ではケイデンス70ぐらいで大体平均20km/hになります。

感想としては、負荷も適度にあり実走感は想像以上です。サイコンで距離も表示できるのが雰囲気を盛り上げ、はまりそうです。

3本ローラー2日目

まずは昨日の壁に極近レイアウトだとローラーの左半分に車体が寄る前に肩が壁についてしまい、ローラーの半分の意味がなくなりますので、今日は壁からちょっとローラーを離しました。

そして、昨日は坐骨だけ痛くなったので、ポジションも見直してみることに。
紐にナットをぶら下げて膝中心からたらしてみると、3時のペダル位置はナットの1cmほど前に出ていました。
シート高を5mmほど下げ、逆にしていたステムを戻してハンドルを3cmほど下げることで、若干前よりにして、しばらく様子を見ることにします。

それからようやく本日のローラー。
最初は昨日と同様、1kmほどを乗り続けることは出来ますが、ローラー上をふらふらしていました。
両手放しはもちろん、片手放しもまだ厳しいです。
3秒ほど片手放しをして、ついに初の落車。真横に倒れました。

ローラー横に置いた鏡を正面に移して、左右のふらつきを見やすくしてみました。
走行中の視線を下斜め45度位にすると、多少ふらつきが止まるような気がします。
また、ローラーに乗っていると「ウィンウィン」という音がしますが、この音を振幅のある音ではなく、出来るだけ連続して「ウィーーーン」と鳴らすよう、両足からクランクにかけるトルクが一定になるように回すことを意識したら、これも安定につながったような気がします。

というような点に注意しながら回していると、次第に無心に・・・
無心になって回しているのが一番安定しています。座禅のようですね。
ちょっとでも邪念が入るとなぜかふらついてしまいます。
まだまだですね。

昨日は21km、今日は16kmの走行。
落車にもめげず片手放しもチャレンジし続けてたら、最後には左右とも10秒ほどは放せるようになってきました。