自転車自転車整備

MTB・LGS-SIXを8sのままフロントシングル化

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およそ5年前。

LGS-SIXを輪行用に最適にしようと、フロント側のみ変速系を取り払いました。

チェーンとリア変速系はもとの8sなままです。
それでもこの整備は、広い意味でのフロントシングル化にあたると言えなくもないな、と思いながらいつの日か真の意味でフロントシングル化しようと心に秘めていました。

それからコロナ禍で長い間持ち越しになり、もうすぐ5年。
このたび

ナローワイドなチェーンリングに交換し、5年がかりでフロントシングル化します。

昔は、チェーンリングをナローワイドなものに交換するならチェーンやシフター・スプロケまで交換しなきゃ、と思っていました。
8s用のナローワイドチェーンリングの存在を知らなかったからです。

そこで今回、一応「フロントシングル 8s」で念のため検索。
すると、8s対応のチェーンリングを使い、8sなままでフロントシングル化を果たした記事がいくつも見つかりました。

その8s対応のチェーンリング

これを使えば、チェーンやシフター・スプロケは既存の8s仕様なまま、替えることなくフロントシングル化を実現出来ます。
これを見つけたことで

8s対応のナローワイドチェーンリングでフロントシングル化することに決めました。

既存のフロントトリプルはクランク一体型なので、交換するならチェーンリングに加えてクランクも別途必要です。

そこでクランクの格安を探してみたら…

Aliexpressで「GOLDIX FK-38T」という品が、前述のチェーンリングとセットで¥2,207 JPY という格安なキャンペーン価格を見つけました。
さっそくポチって1週間で届いたのが上の写真です。

クランクセット組み立て

クランクにチェーンリングを固定して重さを量ったら691g。

チェーンリング固定ボルトを締めるためこちらの工具を使いました。

手持ちのコインドライバーです。
レスポールタイプギターのテールピース用に買ったものです。

既存クランクを外す

クランクセット取り付け先となるLGS-SIXを逆さにして、タイヤを外しました。

クランクボルトを外すため、変態工具を使いました。
ボルテックスソケットセットです。

自転車整備って割と貫通状態の作業が多いので、入手してました。

(手持ちの3/8系ソケット一式を同時に処分したら、持ち出し費用なしでこの品と入れ替え出来ました)。

クランクボルトを外しても、クランクは外れません。
続いてこちらの専用工具が必要です。

クランク抜きです。

クランクボルトを外した状態のクランクに、クランク抜きを固定します。

このように固定されたら、今度はクランク抜きを貫通するネジを締めこんで押し込みます。
するとクランクが徐々に浮いてきます。

取り外した既存フロントトリプルクランクセットは948g。

250gほどの軽量化にも寄与します。

新しいクランクを取り付け、ペダルを付けて完成!

ナローワイドのおかげか、全く外れる様子がありません。
これでしばらく乗ってみます。

ペダルはこの品です。

輪行用なので折りたためる仕様にしてます。

チェーンラインを観察してみます。

真ん中ならベストなんですが、1cmほど高段寄りになっています。
この状態でも一応全段スムーズに変速されてますが、いつかチェーンラインを真ん中に合わせます。
BB交換で対応する予定です。

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