シェービングの学習のため、日頃からよく様々なシェービング動画を見ています。
はた目には、おっさんがおっさんの延々とヒゲを剃っている動画を熱心に見ている、という異様な絵図です。
そのシェービング動画の背景の奥によく「シェービンググッズ専用の棚」が映っているのを見かけます。
それらの棚にはホルダーやブラシが整然と整理されていて、出し入れしやすそうなうえに、ディスプレイ的に美しく見せているものばかりです。
それぞれの動画主の皆様はシェービングショップ店員などある意味プロの方々ですから、そのような設備を整えるのは日常業務の一環だと思いますが、いつも羨ましく見ていました。
このたびはその棚を何とかしようと、自分でもやれるだけのことはやってみた記事です。
最初にホームセンターで1×4材の木を買ってきました。
材料代は総額1,000円弱です。
丸ノコでカットして、ウレタンニスで塗装。
組んでみました。
近年私は木組はいつもビス止めでしたが、10年ぶりぐらいにくぎ打ちしました。
全体的に、棚には奥側が1mm下がるような傾斜をつけました。
枝もウレタンニスで塗装。
枝も棚にくぎ打ち。
10年ぶりの釘打ちでしたが、木材の割れは1度も起きませんでした。
完成です。
写真記事ではここまであっさりですが、休日を見計らって作業した日数はのべ4日、作製開始から完成まで約1ヶ月ほどかかりました。
棚上段です。
棚下段は、上から、西洋カミソリの棚、カートリッジ・両刃ホルダーの棚、ブラシの棚です。
この棚を製作することにした最も大きなきっかけは、西洋カミソリが増えてきたことです。いつの間にかGold Dollar 800に、スカルプチャー用DOVOに、ヘンケルスは2本に。
なので西洋カミソリの収納方法は工夫しました。棚板にはドリルで窪みを作ってスケールの端を受け、あとは立てかけるだけにしています。枝は立てかけたカミソリが倒れないようにするための仕切りです。
両刃ホルダーの収納は、良く動画で見かける棚と同じように、棚板に切り欠きを入れました。
ブラシも同様にしましたが、こちらは正直失敗しました。1×4でも厚みがあることから、写真のようにノットがすぼまってしまいます。これは今後の課題です。
ですが、全体的な出来には大変満足しています。
最後に、1×4材と合わせて材料として使った枝をどのように調達したかですが、庭の山椒を剪定した枝の皮をむき、
水中乾燥として3日ほど水に漬け、1ヶ月ほど陰干ししたものです。
後日
3年後、新たな後継品を作りました。

コメント