このブログへの流入を狙い、ブログ投稿を通知する目的で7年ほど前から使い始めたTwitter。
その後そのTwitterアカウントは、ブログ投稿の通知を含めた雑多垢になりました。
今回そのXから、雑多用途を含めたアウトプットの大部分を
Blueskyに移行することにしました。
2年前からTwitterを脱出しようと思ってたことは既にありました。
2年前に移行しようと思った先はTumblrです。
しかしTumblrは独自ドメイン機能が使えなくなったことから移行は中止。
再度別のSNSを移行先に探したら、
続いて移行先候補にしたのはMastodonでした。
Mastodonを試用し始めて使い勝手の良さは堪能できました。
しかし調べると、このブログのようなWordPressサイトはわざわざMastodonアカウントを作らなくても、WordPressサイトにプラグインを組み込むだけでMastodon空間に投稿を通知出来ることが分かりました。
Mastodonを使う動機が弱まり、Xと名を変えたTwitterが投稿先のメインなことには結局変化ありませんでした。
Twitterにとどまったわけは、このとき私はまだ
「いつかイーロンはプロプライエタリな分散型SNSをXで実現するのでは?」と夢見てたこともあります。
なぜイーロンに期待できたかといえば、イーロンがTwitterを買収してすぐに
Twitterはキュレーション機能を廃し、そこに群がってた一部メディアを排除した
からです。
悪しざまに言われるイーロンですが、私は功罪の功の部分と思ってます。
Twitterがそれまでの無謬性の誤謬から脱却出来たのは、この時キュレーションを廃したイーロンの功績です。
キュレーション廃止でTwitterが一時的に真っ当な言論空間を取り戻したことも、私がこれまで他のSNSに移行できなかった主要な理由でした。
Xと改めたTwitterのその後
しかしXは、インプレゾンビ急増や、偽アカウント対策であるはずの公式認証の有償化など
現在に至るまでスパム対策が後手なままです。
スパム対策に消極的な遠因は、現Xの急激なマネタイズにあると思いますので、Xでのスパマー一掃は一朝一夕には期待できないと思います。
APIの制限が増えサードパーティの開発者を締め出すように
このことはすぐ自分の使い勝手に影響するものではありませんでしたが、Xの方向性が決して自由意志に対し開かれた分散型SNSではなく、Xは単にプロプライエタリなだけだと悟るのに充分な出来事でした。
そんななかちょうど本年2月に、
Blueskyが招待制を廃し、誰でも新規アカウントを作れるようになりました。
念のため私も新規アカウントを作っておきました。
それから暫く放置してたBlueskyはこの8か月の間に、
- 「ハッシュタグ対応」
- 「DM機能搭載」
- 「投稿の固定表示対応」
- 「動画投稿可能」
など、Twitterと全く遜色ないレベルに成長してきました。
そこでBlueskyに2つ目の別アカウントを作り、一部のジャンルを別アカウントに分離して、先行してXから移行させました。
移行を済ませて投稿を続けた別垢のBlueskyは、Twitterだと5年はかかったFF数に半年で到達し、現在ではXの半分を超える数に至りました。
そのBlueskyでのFF数以上に良かったことがありました。
Blueskyでは
初期Twitterのような「純粋で解像度高い肯定的な会話」がアーリーアダプターによって実現できてる
点です。
フォロワー数は意味がないと言ってるのではなく、クリーンな言論空間が今のBlueskyには「まだ」ある、ということに好感が持てるということです。
一方Xは今回さらに規約を変更し、
Xは投稿された著作物がAIのディーブラーニングの対象となる
という大きな仕様変更が入ることになりました。
すると、このことをきっかけに一晩で多くの絵師がBlueskyに移動してきました。
私の憶測ですが、今後この現象は絵だけにとどまらず、そのうち文書著作物投稿者の移動も始まると睨んでいます。
「Web全体がAIのディープラーニングの対象だから転出しても無駄」のような一般論を見かけますが、この論調は仮に盗撮魔があちこちにいるとしても、大家自身が盗撮魔であることを自称する物件にわざわざ住むの?と反論したくなります。
以上が、Xを情報収集インプット用アカウントとし、投稿通知用や雑多アウトプットはBlueskyに移行してみようと思った経緯です。
そのうちまたXに舞いもどるかもしれませんが、しばらくXは投稿通知のほかには当面いいね!とリツイートだけにとどめ、雑多なアウトプットはBlueskyに投稿する所存です。
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