カートリッジ剃刀

FUSIONの2枚刃バージョン「Gillette SKINGUARD」の究極のやさしさ

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二枚刃カートリッジ剃刀の銘品「ジレット・センサー」に関する5年前の記事でも触れてたGillette SKINGUARD。

久しぶりにジレット・センサーで剃りました。何もかもみな素晴らしい。
剃刀というニッチなジャンルでネットオークションやフリマサイトを巡回していると、稀に格安出品が格安のまま入手出来るという幸運があります。そんなお宝を発見したぐらいの嬉しさがある格安出品はふつう、タッチの差で売約済みになったり、高騰して競り落とせなかったりすることのほうがもちろん多いです。でもその入手できなかった時は意外にも悔しくなく、むしろ若干ほっこりします。なぜそう思えるのか自問自答してみるとおそらく「このニッチな趣味に自分以外の同好の士がいたんだ」という嬉しい実感が得られる、数少ない貴重な場面だからだと思…

そのとき既に入手していました。

でもそのSKINGUARDはずっと退蔵。
初めて使ったのはつい先月のことです。

FUSIONから刃を3枚抜いてガードバーと差し替えたようなジオメトリ

ずっとSKINGUARDを退蔵してた理由は、明らかに5枚刃のFUSION由来な見た目だから、いつかSKINGUARDを使うなら5枚刃と比較出来るときに、と思ってたので。

このような面白そうなカミソリを使わず長らく放置してた理由は、5枚刃と比較したかったのに、5枚刃を使う機会が長い間皆無だったからです。

5枚刃剃刀の出番が激減した個人的理由

コロナ以前から既に自分のウェットシェービングは、カートリッジのみならず両刃や片刃・西洋剃刀などを織り交ぜた、マルチルートのモーニングルーティンでした。

5枚刃の出番を減らしたきっかけは、

コロナによるマスク生活

でした。

カミソリの沼にはまると同時にネットで学んだことは「シェービングはスキンケア」。
マスク生活でシェービングを毎日しなくても良い生活が軌道に乗ったら、シェービングと肌の関係に気付きやすくなりました。

今なら

ウェットシェービングにはピーリング効果もある

と言語化出来ますが、コロナをきっかけに、マスクの下でシェービング後の肌の状態と、カートリッジの刃数には関係がある、と感じ始めました。
するとシェービングはいつの間にか

一枚刃で充分、多くて二枚刃、最大で三枚刃

で済むようになってきました。
次第に一度のストロークで同時に多数の刃が肌を通る5枚刃カートリッジは敬遠するようになりました。

5枚刃の出番がなくなったことで、↓この時買った5枚刃が未だに残ってます。

ブルドッグ「Bulldog Original Bamboo Razor」
先日北米に行く機会に恵まれました。せっかくなので日本で入手困難なカミソリを探そうと、カナダのドラッグストアに入ってみました。残念なことにカミソリはほとんど日本の店先と代り映えしないラインナップでした。そんな中、見つけたのがこちら。Bulldog Original Bamboo Razorと書いてます。旅先で使ってみました。カナダに入る前から4日ほど伸ばしてた髭もさっぱり剃れました。剃り味は割とシャープで、Schick HYDRO5よりはGillette Fusionに近いと思いました。なお、シェービングフォ…

この5枚刃が切れたら人生で5枚刃は中締め、その後カートリッジ刃数の上限は3枚刃です。
6年経った先月、ようやく最後の5枚刃「Quattro5」が残り1個になりました。
その先月は名残を惜しむように5枚刃の出番を増やしました。

前置きが長くなりましたが、SKINGUARDを5枚刃と比べるなら、5枚刃の出番が増えた今しかないと思った、という経緯です。

剃ってみました。

剃れ高は、スキンガードという名に恥じないマイルドさです。

そしてパスシェーブが上手くなったと思わせます。

スイートスポットの狭さは「刃を出し過ぎないように調整された鉋」のようで、3枚刃に例えたらサムライエッジ、両刃だとポピュラー。
もしその狭いスイートスポットを把握できなかったら最適角を保てないので、剃りづらくなります。

しかし、カートリッジ剃刀であるSKINGUARDはご覧の通り接触面は広い平面だから、

肌で面の角度を感じやすく、スイートスポット把握は容易

でした。
これはサムライエッジに通じるところがあります。

余談ですが、両刃ポピュラーが「初心者に向いていない」インプレを多く拝見します。
その主旨はおそらく、スイートスポットが狭くまた肌の接触が面ではないことから最適角を把握しづらく、ウェットシェービング自体が初心者なひとにとっては、スイートスポット把握に慣れるまで時間がかかる、ということなのかもと解釈しています。

スイートスポット把握はウェットシェービングに慣れてるひとには造作もないことで、どんなマイルドカミソリも、きちんと調整された鉋のような角度保持が出来たら、パスシェーブできちんと深剃り出来ます。

私の理想のシェーブは、単枚刃によるウェット&パスシェーブです。

なぜなら「肌に良い」と考えてますので。
私の電動シェーバーによるドライシェービング経験は、カミソリ負け対策でシェーバーを衛生的に維持するメンテナンスの手間によって、既に若いころに断念。
ウェットシェービングに移行して四半世紀経ちますが、パスシェーブを会得した10年ほど前から、カートリッジ替刃の価格高騰をきっかけに、刃数の少ないカートリッジ→両刃へとマルチルートを拡げました。
ウェットシェービング時のカートリッジ刃数を減らしたことで、肌の負担(と金銭的負担)が減りました。

無駄に肌を削らずに深剃りを実現するパスシェーブが身に付いた方、もしくはこれからパスシェーブを身に付けたい向上心のあるウェットシェービング初心者には、SKINGUARDの5枚刃と同じジオメトリがもたらす肌あたりのマイルドさが「究極のやさしさ」なのでは、という感想を持ちました。

なぜならこの製品の価値は、何といっても「これまで長年カートリッジ剃刀の刃数を増やし続けてきたジレットが、初めて刃を減らした」ことにあると思うので。
これまでの

刃数競争で追求した技術を全て、肌を守るガードにつぎ込んだ

それが「スキンガード」かと。

ただ、おサイフにはやさしくないですね。
SKINGUARDの金銭的負担は、替刃単価500円弱というかなりのヘビーさです。
さすがにこれを自分は普段使いに出来ません。

普段使いでしたら、両刃など他のルートがありますし、SKINGUARD的な快適さを求めようと思ったら、ほぼ3分の1の価格でサムライエッジが手に入ります。
サムライエッジのマイルドブレイド機構のステーは、SKINGUARDでのスキンガードコームに似た役割なのではと考えてますので。

フェザー・サムライエッジを使ってみた
前回は、Gillette Fusionを格安で買えたのに処分したことを記事にしました。格安で買えたFusionなんだからそのまま使ってりゃいいのに、と自問自答したにもかかわらず処分した理由は、決してFusionの切れ味など使用感に不満があったというわけではありません。替刃1枚当たりのこのときの単価は199円という破格の調達価格を考えると、もちろん最高の切れ味でした。では何が残りの買い置きを処分した理由かというと、逆に替刃を別途買う場合、Fusionは単価が300円を超えるほど高い、ということに気づいてしまっ…
サムライエッジ・マイルドブレイド

今手持ちのSKINGUARDは「失敗できず」「仕上がりの良さも求める」出張時の1本にすることにしました。

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