砥石

DIY

鉋刃の研ぎでようやく刃が(数秒)立つように

この天然砥石、ネットオークションで格安で入手したのですが、ちょっと不思議な砥石です。天然砥石はあまり詳しくないのですが、側面は積層がひび割れしてるぐらい板目が目視できますし、研いだ切れ味からも天然の仕上砥だと思うのですが…ご覧の通り大変柔らかく、砥汁の量は人造砥石並みです。そして側面底面にははつり痕が見られず、角が面取られたように丸く減ってます。なので人造砥石と感じたほどですが、今のところは「とんでもなく古い天然砥石」と思うようにしてます。あまりに柔らかすぎるので剃刀には使ってませんが、研ぎ効率が良いので鉋...
DIY

一度製作に失敗した包丁の柄を再度作り直す…今度はリンゴの木で

4年近く前のことですが、長年妻が使っていた包丁の柄をいちど修理したことがありました。その時は3Dプリンタで作りました。しかし素材のPLAはすぐ水でふにゃふにゃになってしまい、数回の使用でダメになってしまいました。妻には既に別の包丁を使ってもらっているので、この包丁はそのままお蔵入りとなりました。それから約4年の時が流れ、ようやく再びこの包丁の柄を作り直すチャンスがやってきました。今度は素材にリンゴの木を使います。ありがたいことに約1年前、剪定した丸太を譲ってくれるというリンゴ園の方をSNSで拝見しました。せ...
両刃カミソリ

両刃カミソリの替刃研ぎ器「はやと」を使って古い替刃を研いでみた

WEBのフリマやオークションサイトでビンテージ剃刀を取引する人はお分かり頂けると存じますが、入手したビンテージ剃刀には同梱で替刃が付属してることが多いです。その同梱の替刃がステンレスならこのように一見して替刃も使用可能。炭素鋼な替刃の場合も、古いものでなければ明らかに問題なく使用できるときもあります。一方、ステンレス替刃誕生前時代にまでさかのぼるほど古いビンテージ剃刀に付属の替刃は炭素鋼ですので、大体の場合は錆などで使用できない状態です。さて、今回の問題はこのような古い替刃をつい「使ってみたい」と思ってしま...
DIY

通りがかりの研ぎ師に研いでもらい、その作業を見学しました

今日戸外で作業してたら、通りがかりの人から「刃物研ぎませんか?」と尋ねられました。いきなりだったのでちょっとびっくりして、「いや砥石に凝ってて自分で研いでるぐらいだから結構です」と素で断ってしまいました。いったん断ってしばらく考えると言っても人が研いでる様子ってリアルで見たことないなと思い、その方の研ぎを見てみたくなってきました。その方もしかするとまだ町内を回ってるかも知れないので探し回ったところ、すぐ近所に居ました。見つけたその方を呼び止めて、もし良ければ自分の勉強のために、研いでるところを見学したいので...
剃刀

剃刀に凝りだして3年強。今の自分のウェットシェービングは大体こんなやり方です

突然ですが、今の自分のシェービングのしかたについて書くことにします。ここで紹介しようとするやり方は、決してこれが正しいとか間違ってるとかを論じたいのではありません。自分がWEBでほかの人のやり方が紹介されているのを見たら参考になったので、ほかに参考にされる方がもしいるのならそんな人の役に立てるかも、と単純に「今の自分はこうやってます」というだけの話です。良し悪し色々あるかと存じますし誰の何にも参考にならないかも知れませんが、「素人が浅はかに楽しんでるな」程度のあたたかい目でご覧くださると幸いです。自分のシェ...
剃刀

ジャンク日本剃刀を剃れるように調整

先日作った棚にシェービング用品を移動した際、ずっと放置してた日本剃刀の存在に気づきました。これは3年ほど前のオクで見つけ、ジャンクでも研いだらなんとかなると思って落札したものです。落札価格は千円弱程度と記憶してます。しかし実際に研ぐと、柄が砥石に当たったり、また切刃と肩で出るはずの平面が出なかったりなど、研ぎ方が悪かったのか当時の腕ではいくら研いでも刃がつきませんでした。結局そのまま放置してしまい、今日まで存在を忘れていました。しかし3年たった今は当時と違い、砥石も増えてそれなりに色んな刃物も研げるようにな...
DIY

天然砥石を養生し、砥石台を装着する

砥石で刃物を研ぐことについてです。今日この頃はカミソリ・包丁だけでなく、彫刻刀・鑿・鉋刃・肥後守まで砥ぐようになってきました。小さな刃物にも大きな砥石を使って研ぐことは、面直しすることを考えたら砥石がもったいないなと感じるようになってきました。小さな刃を研ぐ用の小さい砥石があれば…そう考えた矢先、以前伊予砥石のクラウドファンディングに参加した際、セットでついてきた天然伊予砥のコッパの存在を思い出しました。名倉代わりに使うには贅沢な大きさのコッパ。これを小さな刃物用の砥石にすることを考えてみます。その場合、砥...
DIY

初めて鉋を裏出しする

2年ほど前に一度記事にした鉋。ついに裏切してしまってたのか、鉋が最近あまりうまくかかりません。この鉋は中学時代からのものなので、もう30年以上前のものですが、このたびついに初裏出しすることにしました。参考にしたのはこちらのサイトです。裏出しには金床が必要ですが、手持ちの金床はと鉋を押し当てれる面がありません。そこで、金床の方を加工することにし、一角を面取りして曲面の角を作りました。金床の加工に使ったのは、最近出番の多いベルトサンダーです。裏だしは、この曲面の角に鉋刃の裏を当てつつ、玄能で刃表の地金部分をたた...
剃刀

ストレートレザーGold Dollar W59のコンケーブを削り、円線刃として改造

コロナ前に買ってたストレートレザー、Gold Dollar W59。当時はEbayで1200円台、しかも送料無料という良き買い物でした。刃先も尖ってるし、一見いかつくて扱いづらそうな恰好ですが、実は刃背の波状突起は指にピッタリ、また刃線も短く実に扱いやすいカミソリです。でも刃線と刃背は共にスマイリングエッジなのに、刃肩だけはなぜか直線。これは研いでるとそのうち刃線が直線になってしまいそうです。ふと刃肩側を調整して円線刃にしてみることを思い立ちましたが、当時はようやく八の字研ぎを練習し始めたばかりでした。円線...
DIY

刃を研ぐ習慣とは、成長のための能動的な行動

令和最初の投稿です。突然ですが、Franklin Plannerというシステム手帳があります。この手帳には、単なるスケジュール管理や備忘録といった普通のシステム手帳とは大きく違う特徴があります。Franklin Plannerの特徴を誤解を恐れず一言で言うと、あるべき将来の自分のための設計図です。 まず最初に、将来の自分のあるべき姿を想像し、 その姿に向かうためにどんな行動をすべきか、演繹的に展開することにより、 外部環境から与えられた目の前の作業をこなすだけでなく、自分の成長のための能動的な行動を計画して...
DIY

剪定鋏を手入れしました

例によってストレートレザーを研ぐのが休日の日課ですが、今日がいつもの休日と違うのは、せっかく砥石を水に浸すのなら剪定鋏も一緒に研ごうと思ったことぐらいです。メインの剪定鋏はおよそ20年ほど前にホームセンターで買ったものをそのまま使ってます。家庭用途ですのでダメージも少なく長持ちしていて、これまでした手入れは、3年ほど前に1度錆落としのためにやすりがけしたぐらいです。昨年はプルーンが豊作でした。毎日の昼食の弁当に入れる習慣が1ヶ月ほど続きました。今年もあと少しで園芸の季節になりますが、昨年以上に剪定鋏の出番が...
剃刀

西洋剃刀を入手して約3か月、多少剃れるようになったかも…

およそ3ヶ月前、中華製の格安西洋カミソリ「Gold Dollar 208」を買いました。初めてのマイ西洋カミソリです。しかし買ってすぐ私が多忙になったこともあり、この西洋カミソリで剃る機会がありませんでした。多忙で剃る機会がないというのは、まだ私がうまく剃れずヘタレた言い訳です。つまり血だらけで出勤する羽目になるのを避けたい、ということです。研ぐ練習でも研ぐ練習は、時間を見つけて頻繁に繰り返していました。研ぎ方は最初、なにも分からずYouTubeの見よう見まねで、 #400の荒砥でV字研ぎ #1200の中砥...