およそ3ヶ月前、中華製の格安西洋カミソリ「Gold Dollar 208」を買いました。
初めてのマイ西洋カミソリです。
しかし買ってすぐ私が多忙になったこともあり、この西洋カミソリで剃る機会がありませんでした。
多忙で剃る機会がないというのは、まだ私がうまく剃れずヘタレた言い訳です。
つまり血だらけで出勤する羽目になるのを避けたい、ということです。
研ぐ練習
でも研ぐ練習は、時間を見つけて頻繁に繰り返していました。
研ぎ方は最初、なにも分からずYouTubeの見よう見まねで、
- #400の荒砥でV字研ぎ
- #1200の中砥でV字研ぎ
- #3000の仕上砥でV字研ぎ
- #6000の超仕上砥でV字研ぎ
- 革砥(布)青棒50回
- 革砥(革)50回
でした。
カミソリはもちろん包丁も含め、研ぐ練習は何度も繰り返してました。
するとそのうちに、#3000でも腕毛が剃れるぐらいは砥げるようになってきました。
#3000である程度研げるようになったことで、今度はその上の#6000で研ぐときは、圧力を緩めて、軽く研ぐようにしました。
すると、#6000でHanging Hair Testがパス出来る確率がぐんと上がりました。
#6000が良くなったので、その後の革砥も、水平に軽く10回ほど撫でて磨くような感じにしました。
これでも十分なことがわかってきました。
2カ月半たった今の研ぎ方は
- #1200で平行研ぎ
- #3000で軽くV字研ぎ
- #6000で軽くV字研ぎ
- 革砥(布)青棒10回
- 革砥(革)10回
になりました。
砥石は#12000も買ったんですが、まだ出番がありません。もうちょっと研ぎが上達してから使おうと考えています。
持つ練習
私は両利きなので、最後は両手を使って剃れるようにするつもりです。
西洋カミソリで実際に剃りはじめると、両刃と違って、箇所により、どうやって持って剃るのか分からないことが多々ありました。
持ち方は、前回の記事でも紹介した
The Ultimate Guide on How to Shave with a Straight Razor | ASR
を参考にしていました。
西洋カミソリを実際に使って剃ることを制限してる中でこのサイトを見てると、持ち方を練習する専用のカミソリが1本欲しくなってきました。素振り専用バットみたいなものです。
そこで、先ほどのGold Dollar 208の刃をサンドペーパーでなまくらにして、空剃りしても切れないようにしました。
これを使えば実際に剃らなくても、いつでも持ち方だけは練習出来るようになりました。
さらに入手
Gold Dollar 208を練習用にしてしばらくは練習に勤しんでいました。
すると次第に仕事が落ち着いてきて、休日など合間を縫うと、剃る時間を作ることが出来るようになりました。
でも手持ちのGold Dollar 208は既に素振り専用になっています。
またebayで今度はGold Dollar 200を買いました。
届いたGold Dollar 200はShave Readyで、剃る前の革砥だけで十分でした。
これで10回ほど剃ってみました。
すると、次第に
- 頬のみ順剃り
- 顔全体順剃り
- 顔全体順剃り+頬のみ横剃り
- …
というように、出来ることが徐々に増えてきました。
さらに、先日ヤフオクでとうとう、行きつけの床屋さんが絶賛するHENCKELSを、思わずポチっていました。
17 Friodur INOXです。ステンレスの大刃です。
これもShave Readyでしたので、革砥のみで十分でした。
先日見かけた、メンソレータムクリームで剃ったら良かったというツイートを参考に、今日初めてこの写真のセットで剃ってみました。
順剃り+横剃り+逆剃りで25分かかりました。
今日初めて、やっとこさ西洋カミソリで逆剃りまで出来ました。
仕上がりはさすがに、先日フェザー・アーティストクラブSS+プロガードで剃った時のものには及びませんでしたが、それでもダメなディスポ程度に剃ることが出来ました。
素人技なりにある程度実用レベルになったと考えてますので、今後の上達のために、もうちょっと使用頻度を上げようと思います。
西洋カミソリを使っていると、両手を巧く使ったり、刃の感触に敏感になったり、ひげの方向を1平方センチ単位で把握したりするようになったりするなど、これらは両刃カミソリで剃る際にも役立つことが多いです。
そして改めて両刃カミソリが、西洋カミソリの半分どころか4分の1の時間でしかも完璧に剃ることが出来るというありがたみを感じます。
西洋カミソリで剃っていた時代に、両刃カミソリが登場した時の衝撃の凄さを想像することができます。
※後日追記
この3年後、
- 張り手をしグリップを決めて2パスで剃る
- 砥石を使い分け、8の字研ぎを使う
ようになった後日談を、こちらで記事にしています。
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