2台の古いママチャリがありました。
- 1台目は10年近く前に購入。2万円ぐらいだったかと。ツノダ製です(以降ツノダと呼びます)。
今はフレームとホイールにさびが出ていますが、それでもハンドル含めその他パーツは良好です。
グリップシフターの内装3段のギアが装備されていました。
しかし5年ほど前にシフターが壊れ、そのとき下記の2台目を買ってからツノダは使われなくなりました。
壊れたシフターは2年ほどそのままにしていましたが、3年前仕事用に使うため中古のピアノタッチ式に交換し職場に持って行ったところ、職場でまた使われるようになりました。
しかし3年前に交換したシフターは、最近レバー部が割れ始めてきました。
そのせいで今はほとんど使われなくなってきましたが今日まで会社に置いてました。 - 2台目は、ツノダのシフターが壊れた5年前に購入した、1万円以下のものです。中国製(以降中国製)。
今は全体にさびが出ています。ホイールだけはアルミで状態は良好です。
今日に至るまで嫁が使ってきましたが、錆も進んできたことから、最近は息子用として別にあるマルキンのママチャリを共用し、だんだん使われなくなってきました。
錆びたハンドルをつい先日アルミに交換したばかりです。
今日は1台目のツノダの存在を忘れている嫁のために、この2台のママチャリのパーツを入れ替えて、
良いパーツを1台に集めニコイチ的にする
ことで、普段使いのママチャリのグレードアップを図ってみることにしました。
流用方針としては、
- 古いけど内装3段が装備され、各パーツの状態もよいツノダをベースとして、
- 錆びてないホイールや状態の良いタイヤ・ライト・グリップを中国製から引っ張ってくる
ことにします。
まずは組み立てのときにねじ止めの順番を間違えないように、2台分の後輪の写真を撮影。
こちらはベースとなるツノダの方です。
続いてタイヤ入れ替え
のため、2台の自転車をひっくり返しました。
まずは前輪を入れ替え。
前輪は単純にホイールごと交換しただけなので、簡単に終了。
やはりリムがスチールとアルミだと、ホイール組を持ってみると重さがぜんぜん違います。
そして後輪ですが、こちらは一筋縄ではいかなそうです。
ホイールごと交換すると楽ですが、取り外そうとするツノダのスチールホイールには、内装3段のギアがあります。
そこで、2台分の後輪のスポークを全部外し、2つの後輪のリムとハブを組みかえることにしました。
…
4時間ほどかかって組みなおし完了。
振れ取りは
こんな感じで行いました。
組みなおしたタイヤを組み付けたところ日没中止。
左が中国製、右がこれから普段使いママチャリとなるツノダです。
翌日、
ツノダのシフターを交換しました。
内装3段にも新型と旧型2種類あって、新旧でシフターの1-2-3速の順番が逆になっています。
この自転車についてるのは旧型ですが、旧型の順番表示のシフターは入手困難なようです。
でもワイヤーの引き代は新旧同じなので、新型用のシフターを入手し、ギア表示の文字を消して使うことにしました。
1200番のペーパーで削り、極細コンパウンドで磨いたら、他の部分と同じ光沢に。
正しいシフト位置表示は後でシールか何かで綺麗に張る予定。
次に、中国製に比べると綺麗ですがそれでも若干さび気味のツノダのフレームとフェンダーを
- ステインリムーバーなるもので錆び落とし
- 1200番のサンドペーパーでやすりがけ
- ほぼ同色のスプレー塗料で塗装
- 細目→極細のコンパウンドで磨き
を行いました。
最後にツノダ・中国製双方のブレーキ・シフターの調整を行い
完了。
これで普段使いとなるツノダは、見た目・軽快さ共にぐっと良くなりました。
職場から持ってきてグレードアップされたツノダは、今後普段使いのママチャリとして嫁の足になりますが、中国製のママチャリも引き続き職場に戻します。
使用頻度が減ったといえ、出張など、駐車場が有料な最寄の駅に行く用事で使ったりなど、細かい用途がたまにあるからです。