ダイエットにMTBを使い始め、速度アップを求めるようになりました。
タイヤを替えたりポジションを出したりすると、自然とビンディングにも興味が湧いてきます。
しかし、これまで私はビンディングを利用したことが無いので、ビンディングといえばスキーの認識しかありませんでした。
そのような初心者でも扱いやすいというのが、シマノのCLICK’Rペダル。
半分以下の弱い力でもリリースが出来て、脱着が簡単なんだそうです。
立ちゴケも怖かったので、ビンディングを買うなら最初にCLICK’Rにしようかな、と思っていた矢先、こんなペダルが新発売。
PD-T420 CLICK’R SPDペダルです。
片面がフラットになっているので、普通の靴でも大丈夫。
もし万一ビンディングに馴染めなかったとしても、これなら損にはならないと思い、発売間もない7月初旬に思わず購入してしまいました。
クリートSM-SH56も付属します。
私はこのペダルを先に買ってからSPDシューズを入手するまでだいぶ間があったので、しばらくはフラットペダル側だけを使っていました。
初ビンディングなので当然、SPDシューズのサイズも勝手が分かりません。
だからシューズだけは店頭で買おうと決めていましたが、売っている店を探すのに時間がかかりました。
買ったシューズはこちら。
SPDとSPD-SL兼用のシューズ、SH-R087WEです。
SPD専用シューズに比べ、SPD-SLとの兼用シューズは歩きづらいです。
それにもかかわらず兼用シューズにした理由は、通勤や買い物など歩行が必要な場面では普通の靴を履いてフラットペダル側を使うだろうからSPDシューズに歩きやすさを求める必要がないし、またいつかそのうちロードに乗ってSPD-SLも使うかも知れない、と思ったからです。
なお、このシューズにSPDクリートを装着するには、別途クリートアダプターSM-SH40が必要です。
シューズも入手しクリートを装着して初の休日。
いよいよ初ビンディング走行です。
この日の走行は、まず家の前で脱着練習を10分ほど行いました。
なぜ10分だったかは、自分の中で「走る前に最低10分は練習しよう」と最初に思ったから10分だっただけで、実際は1分ほどで足元を見ずに脱着できるようになりました。
特にリリースは2-3回で慣れました。スキーの経験が活かされたんでしょうか。いえ、きっとCLICK’Rペダルだからなんでしょう。
続いていよいよ走りに出ました。
10分の練習後でも立ちゴケを心配しながらの出発でした。
しかし、CLICK’Rペダルだからなのかスムーズに脱着できますので、リリースしたい意識があるのに外れない、というケースの立ちゴケはなさそうです。
そのほかの立ちゴケとしては、ビンディング中なのを忘れて停車する、というケースが考えられましたが、この日の走りでは、ビンディングで走ると引き足にも負荷がかかり、明らかに通常のペダリングと違うので、ビンディング装着を忘れることはありませんでした。
それでも人間忘れることはあるかもしれない、とビンディングを忘れ停車し立ちゴケしている瞬間を敢えて積極的に想定し、急にリリースする練習もしてみました。
やはりCLICK’R。外れやすいです。かかとから足をつこうとするイメージだと素早いタイミングでも外れ、足をつくことができます。
これならこけながらビンディングに気がついても、もしかすると間に合うかもしれません。
しかし、ちょっと穿った見方をするなら、外れやすいということは走行中にも外れやすいのでは、などビンディング本来の機能で他のビンディングペダルに劣るのでは、と勝手に想像していました。
しかし、この1ヶ月ずっと使ってみましたが、立ちゴケはもちろん、意図しないときに外れるということも、これまで1度もありません。
他のビンディングを使ったことがないので比較はできませんが、買ってよかったCLICK’Rペダルは、私のようなビンディング初心者の方へぜひオススメします。
2018年12月追記
SHIMANOの片面SPDペダルPD-T420は、新登場のモデル「PD-T421」に切り替わっています。