ファーム・OS電脳

HP ProLiant ML115 G1にopenmediavaultを導入し、WOL対応のNASに

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昨年Sophos UTMを導入したHP ProLiant ML115 G1。
しかし消費電力の多さが原因で常時ONすることがなくなり、そのうち使わなくなりました。

UTMはそのうち安い省電力PCを入手して別途作成することとして、このProLiant ML115 G1については、今度はNASとして活用することにします。
NASにしたいと思ったのは、今回VPNを入れるにあたり家庭内LAN内にNASが欲しくなったことに加え、最近の断捨離で捨てたPCから余ったHDDがかき集めて有効活用できる、と考えたからです。

最初はNAS4free

最初にML115に導入したのはNAS4free。
インストールは簡単に終わり、RAID-Z1構成を簡単に構築。
Cool’n’Quietもちゃんと利いてるようだし、いやーオープンソースでここまで出来るものがあるなんてすごい世の中だ。

と思っていましたが、どうしてもWake On LANだけが動きませんでした。
以前消費電力の多さが原因で使わなくなったこともあるので、WOLは必須です。

調べてみると、どうやらML115のNICであるBCM5721が、NAS4freeの大元のfreeBSDで対応していないようです。
モジュール組み込みなんてする頭も時間もない。手詰まりか…
いい感じだったんだけどな、NAS4free。

openmediavaultの導入

とあきらめていた中ネットに、DebianだとML115でもWOLが出来るという情報を発見。
そこで思い出したのは、「openmediavault」というNAS用OSの存在でした。
NAS4freeをインストールする際、ML115用のNAS用OSを調べていたときに見つけたものです。
その時は結局NAS4freeをインストールしましたが、もしWOLが動くならダメもとで…と、ML115にopenmediavaultを導入することにしました。

導入したのは3.0.36のベータ版。
openmediavaultもNAS4free同様、非常に簡単にインストールできました。
電源投入後1分ほどで起動が完了しました。
クライアントPCのWEBブラウザからipアドレスで見れる管理画面の「システム」-「ネットワーク」-「インターフェース」で、設定項目にWake On Lanがありました。

Wake On Lanを有効化して、管理画面経由でいったんML115はシャットダウン。

続いて、既にクライアントPC側で準備していた、WOL起動用のMagicSendというプログラムをクライアントPCで開いて、登録済みのMACアドレスのデータ項目を送信してみました。

すると、1秒も立たずに写真のウインドウが開いたのとほぼ同時にML115が遠隔起動。
WOLが動いたことで、必要な時だけ起動し普段はシャットダウンするという運用が可能となり、省電力でNASが維持できる見通しが立ちました。

Wi-Fi回線確保

配線の諸事情で、ML115はルータと有線で接続できない場所にあるので、ネットワークにはWi-Fiコンバータ経由での接続となります。
Wi-Fiコンバータは当初DD-WRT化したLa Foneraを使っていましたが、どうしても転送速度が出ませんでした。
動画を再生すると、10秒に1回程度フリーズします。
これでは使い物にならないので、別のコンバータとして手持ちのPLANEXのMZK-MF150を引っ張り出してつなぎました。
MZK-MF150は7-8年ほど前、出張先で必要になったので、バルク扱いを電気街で確か3,780円程度で買ったものです。
それ以来出張用途にしか使っていませんでしたが、La Foneraが11g/bのみに比べ、MZK-MF150は11nにも対応し、150Mbps対応をうたっていて、意外といいものだったんですね。
コンバータをMZK-MF150に交換したら、フリーズは収まりました。
リンクスピードは、MZK-MF150の管理画面を見ると
Tx(Mbps)135.0
Rx(Mbps)81.0
となっていました。

openmediavaultがML115に合っていると考える理由

今回ML115用にopenmediavaultを導入したのは前述のとおり、NICがWOLに対応できたからです。
NAS4freeと比較して、openmediavaultのいくつかの特徴が、私の用途にピッタリだなと思いました。

  1. 1台のHDDをシステム用として占有
  2. スワップを多用するのでSSDやUSBフラッシュメモリは推奨されない
  3. 同じくスワップを多用するのでメモリ要件が厳しくない

1番目、2番目については私の場合、IDE・SATA混じってたくさんのHDDが手元にあるので特に困らない一方、3番目は魅力です。
ML115が余っている方へ、WOLが動くopenmediavaultはお勧めです。
デメリットは名前が長すぎるぐらいかと。

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