WEBマスター

Debian LennyのVPSにPloneを導入

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これは私のような素人にとって非常に大変な作業でしたが、
とりあえず動いたということで自分用にメモしたものです。
試行錯誤しながらなので、抜けモレがあるかもしれません。

先日、世の中には専用サーバのようにふるまうVPSというものがあり、しかも最近安くなっている、という記事をWEBで見つけました。

私は玄箱Debianの経験がある程度の素人ですが、VPSを調べたところ、「SaasesのOsukini Server(LT)」は、Debianも選べるしwebminもあるので、もしかしたら何とかなるかも?
VPSだと自宅サーバと違って電気代が掛からず場所もとらないしな~と安易に考え、その時テスト目的で衝動的に借りてしまいました。

借りたVPSを最初はDebian squeeze(64)にし、webminからvirtualminというWebホスト管理モジュールを入れて独自ドメインをあて、WordPressを入れて遊んでいました(これも調べながらの1日がかりの大変な作業でしたが、もはやどうやってやったか忘却の彼方)。

でもしばらくすると、これぐらいのことなら普通のレンタルサーバーでも出来るだろ、と気づき、これまでXOOPS系3種やWordpress、ModXなど色々遊んできて、素人でもWebサイトが管理できるCMSの素晴らしさにのめりこんだ私は、そこで、せっかくなら

普通のレンタルサーバには入れることが出来ないCMS、Ploneを試してみよう

と考えはじめました。

でほぼ3週間ぶりに休日となったので、今日一気に試してみた次第です。

まずPloneは、どうやらDebian squeezeからドロップされ、aptにないようなので、

VPSのOSをDebian lennyに変更し(SaasesはユーザーコンパネからOSの変更が出来ます)ました。

OSのインストールが完了すると、設定仕様はユーザーコンパネからPDFで見ることが出来ます。

続いてSSHの設定です。

今後サーバーへは鍵認証で入るようにします。

Tera termで、設定したユーザーでパスワードログイン。

$ ssh-keygen -t rsa

で、鍵ファイルを作成。

$ cd ~/.ssh
$ cat id_rsa.pub >> authorized_keys
$ chmod 600 authorized_keys

鍵ファイルは、webminからダウンロードしました。

sshで鍵でログインできるのを確認の後、telnetを削除。

続いてploneのインストールです。

aptitude install zope-plone3

で入りました。

ここからは、インスタンスなるものを作成するそうです。

dzhandle -v -z 2.10 make-instance plone-3.0 -m all

でインスタンスを作成し、webminのネットワーク-linuxファイアウォールで9673を許可すると、

http://(VPSのIPアドレス):9673

でZopeの画面が見えるようになりました。

ここまではわりと簡単に出来たんですが…

http://(VPSのIPアドレス):9673というURLでネット上に公開するわけには行かないので、

独自ドメインを割り当て。

Apacheと連携させるといいらしい。

まず独自ドメインのDNSレコードをVPSのIPアドレスに向ける。
/etc/apache2/sites-enabledの000-defaultを

ServerName sample.com
RewriteEngine on
RewriteRule ^/(.*) http://localhost:9673/VirtualHostBase/http/sample.com:80/VirtualHostRoot/$1 [L,P]

に変更。
/etc/apache2/mods-available/proxy.confに

Allow from all

を追加。

a2enmod proxy
a2enmod proxy_http
a2enmod rewrite

でApacheのモジュールを起動。

Apache2を再起動すると、
http://sample.comでZopeのトップページが、
http://sample.com/(作ったPloneサイトのID)でPloneサイトにアクセスできました。

Apacheとの連携ができたので、webminで追加した9673ポートを閉じました。

Zopeのトップページが見えてもしょうがないので、Ploneのサイトをトップにしたいのですが、今日はここまで。
あー疲れた。