移転先はCORESERVERです
昔CORESERVERを使っていたときはそれに加えてminibirdも契約していた上に、いくつかの無料サーバーやWEBサービスも併用しており、そこで多数のサイトを立ち上げていました。
そんな中、3年前にいくつかのサイトが改ざん被害を受けました。

CORESERVERを2年前にやめた理由は、
このときの被害をきっかけに管理工数削減の目的で利用サーバーを減らそうとしたそのタイミングで、CORESERVERが契約満了時期となったからです。
その後今日まで継続して使った有料サーバーはminibirdのみとなり、それだけでサイト運営に足りない分を他の無料サーバーで賄っていました。
その後のサイト運営は、個人的なブログをひとつに(このブログに)まとめたり、

他にも似通ったテーマのサイトを統合するなどした結果、この2年間で運営サイト数を3分の1ほどに圧縮できました。
ここにきて無料サーバー利用に暗雲が
しかし、その利用中の高機能無料サーバーの1つである
スターサーバーフリー
が、11月27日から契約更新作業が3ヶ月に1回の手作業が課せられるようになりました。
また、もうひとつの利用中の無料サーバーである
XDomain
も、12月17日からXFREEという新サービスとしてXDomainから切り離されることになりました。
切り離されたことによって変更されるサービスはメール機能の受付終了のみで他には変更点はなく、サイト運営には今のところ支障ありません。
しかし今回Xサーバーがドメイン機能を統合したことで、Xサーバーがスタードメインを傘下にしてまで立ち上げたXDomainは目的を達成できたのではと考えられるので、本業にメリットのない高機能無料サーバーは今回のサービス分割によって今後撤退こそすれ発展させるとは考えがたいです。
今も管理している各サイトは統合効果なのか重要性が高まっている中、併用していた無料サーバーが2つとも環境悪化が想定される状況になりました。
そこで、
このたび無料サーバーの継続使用をやめることにし、
管理する全てのサイトは有料サーバーに収容することにしました。
すべて有料サーバーにする場合、現在契約中であるminibirdのMySQL5個では微妙に足りません。
これが久しぶりにCORESERVERを新規登録した動機です。
有料と言ってもminibird同様格安にもかかわらず、前置きが大げさになったことをお詫びします。
CORESERVERの無料トライアルは30日

上記のとおり、知らない間にCORESERVERがバージョンアップしていましたので、無料お試し期間内で試用してみました。
WordPressをドメイン変更なしでサーバー移転する
移転時には「PhpMyAdminのバックアップ」「FTPアップロード・ダウンロード」をせずに、WordPressの機能のみで移転が出来るのかを試してみます。
まず、次の手順でテスト環境を構築しました。
このブログをWordPressの機能でエクスポートしました。
WordPress eXtended RSS (WXR) ファイルをダウンロードしました。
続いて、移転先であるCORESERVERにサーバーの機能を使って、
一旦別ドメインにWordPressを簡単インストールし、テスト環境としました。
別ドメインにした理由は、CORESERVERではドメインのIPアドレスを当サーバに向けないとサイトの新規設定ができず、また一旦DNSを動かすと、移転元のサーバーにはURLで辿れなくなることから、同じドメインでの移転先環境を事前に構築できないからです。
別ドメインにてインストールが完了したテスト環境のWordPressに、先ほどダウンロードしたWXRファイルをアップロードし、
テスト環境のWordPressにこのブログをインポートしました。
記事数は約600です。
CORESERVERへのインポートは2回実施して2回とも成功しました。
記事画像も全て取り込めました。
蛇足ですが、7-8年前にCORESERVERとminibirdの両方で
- WordPressのCSV Importerで1,000件ほどの記事をインポートする
- MODxのCSV2Docで5,000件ほどのリソースをインポートする
を試したときには、minibirdのほうがCORESERVERよりもレスポンスが良かったです。
そこで今回もCORESERVERとminibirdを比べるため、minibirdにもテスト環境で
「別ドメインにWordPressを簡単インストールし、同じWXRファイルをアップロードしてインポート」
できるか試しました。
その結果CORESERVERではうまくいったインポートは、minibirdへは2回実施して2回失敗しました。
記事のインポートが終わったら、
テスト環境のWordPressに、移転元と同じテーマ・プラグインを導入
Redirectionを使っていましたが、この設定もエクスポート・インポート可能でした。
テスト環境のWordPressに、移転元からコードをコピペ
広告ウィジェットやアクセス解析などのコードです。
これで移転元のオリジナルと同じものがテスト環境に構築できました。
ここから移行作業に入ります。
移行前準備として、テスト環境のWordPressからエクスポートし、WXRファイルをダウンロードしました。
つづいて、移転元の当ブログ内に移転のお知らせ記事を投稿しておき、そこで予告した所定の時間になったタイミングで
DNSのIPアドレスをCORESERVERに向けました。
IPアドレスを向けてしばらくすると、CORESERVERでドメインのサイトの新規設定ができるようになりました。
そこから、テスト環境を構築したときと同じように、
WordPressを新規インストール
し、インストールしたWordPressに
テスト環境からエクスポートしたWXRファイルをインポート
しました。
記事画像も一緒にインポートするためには、もしインポートするファイルが最初の移行元からエクスポートしたWXRファイルな場合、移行元サーバーが既にURLで辿れなくなっていることから、と思ったからです(試してないので出来るかどうか分かりません)。
あとはテスト環境を構築したとき同様に、テーマやプラグイン・各コードを導入するだけでした。
ドメインのIPアドレスを移転先サーバーに向けてからおよそ1時間で移転は完了しました。
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