先日柄付けした和包丁三本。
うち一本を、誕プレ戴いた恩ある仕事仲間に進呈しました。

当初私はこの先、この包丁の柄を加工するつもりは全くありませんでした。
そのうち使い込んでたらいい感じに経年変化で目止めされるだろうと思ってたし。
するとその包丁を一本進呈した仕事仲間が、鞘を作って柄とともに
天然漆で塗装した完成品を見せに来ました。
これには正直圧倒されました。
漆は国産の生漆、それも地元産です。
目止めどころか完全な平滑になってて、伝統工芸品のようでした。
その同僚の動機には多分、このコンパクトな包丁をアウトドアに持ち出す予定で、その際銃刀法違反を疑われないよう、包丁は素性正しいちゃんとしたものだと示したかった、なのではと推測しています。
自分は負けず嫌いじゃないんですけど、優れたものを見るとすぐ試したくなる性分ですので、その作例を見て刺激を受けないはずがありません。
自分の手持ちの2本の包丁の柄を、さっそく何とかすることにしました。
これまで柄を塗装した作例は、
一度目はフォーク、

二度目はその時も包丁の柄で(自作)、

三度目は自作シェービングブラシ、

四度目はアンティーク剃刀、

五度目はパスタ鍋です。

西洋レザーのスケールのように、オイルフィニッシュで済ませた例も一度あります。

個人的な意見ですが、山椒のように身の詰まった広葉樹の銘木な場合は、オイルフィニッシュで済ませたほうが素材の素性を活かしてて良いように思えます。
今回手掛ける和包丁の柄を改めて見たら、確かにちゃんと塗装したほうが良いと思いました。
今回は、うまくいった前回の作例「パスタ鍋」を踏襲します。
手持ちのカシュー塗装関連。
高騰する前にシンナーを買っといてよかったです。
写真以外に未使用も1本持ってます。

ほかにカシュー専用刷毛も未使用が3本あります。
塗装する前に、木材の導管の目潰しのためにペーパー掛けをしました。
#400番。

一度目の塗装。

二度目。

三度塗りしました。
写真は三度塗りした翌日の朝です。

その翌朝に#1500でペーパーをかけ、マスキングテープをはがして、完成とします。
さらに塗りを重ねると、もっと平滑になります。
でも自分の場合、この炭素鋼包丁はインドア専門にするので、水につけっぱなしのようなことはないだろうと思います。
なので撥水よりも、木材の導管がローレット加工のようにグリップへ寄与することを狙い、パスタ鍋の時のように目止めせず導管を残すことにしました。
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