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柄付けした規格外和包丁の柄をカシュー塗装

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先日柄付けした和包丁三本。
うち一本を、誕プレ戴いた恩ある仕事仲間に進呈しました。

和包丁の規格外刃身を柄付けして研ぐ
二年前に三条の打刃物屋さんの工房を見学したとき、分けてもらった規格外の刃身を持ってます。柄は入手だけしてましたが、作業はその後ずっと仕掛ったままでした。このたび二年越しでその刃身を形にします。なお刃身は二本が片刃で一本が両刃ですので、柄も片刃用・両刃用をそれぞれに合わせて用意したつもりでした。でも届いた柄は中子の穴の大きさがまちまちでした。苦肉の策で、写真左の片刃刃身に両刃用の柄を、写真中の両刃刃身には片刃用の柄をそれぞれ当てはめてしのぐことにしました。柄付けグルーガンとカセットコンロが登場します。中子にグ…

当初私はこの先、この包丁の柄を加工するつもりは全くありませんでした。
そのうち使い込んでたらいい感じに経年変化で目止めされるだろうと思ってたし。

するとその包丁を一本進呈した仕事仲間が、鞘を作って柄とともに

天然漆で塗装した完成品を見せに来ました。

これには正直圧倒されました。
漆は国産の生漆、それも地元産です。
目止めどころか完全な平滑になってて、伝統工芸品のようでした。

その同僚の動機には多分、このコンパクトな包丁をアウトドアに持ち出す予定で、その際銃刀法違反を疑われないよう、包丁は素性正しいちゃんとしたものだと示したかった、なのではと推測しています。

自分は負けず嫌いじゃないんですけど、優れたものを見るとすぐ試したくなる性分ですので、その作例を見て刺激を受けないはずがありません。

自分の手持ちの2本の包丁の柄を、さっそく何とかすることにしました。

これまで柄を塗装した作例は、

一度目はフォーク、

古いフォークのグリップを加工
物置を整理したら、フォークが5本出てきました。20年近く使ってないものですが、せっかくだから使おうと思い、洗い始めました。しかし、台所洗剤とスポンジでこすっていたら、グリップの塗料がぽろぽろ剥がれてきました。安物のフォークだったらこれで捨てるのですが、これは恐らく戴き物のはずで品も良いものです。何とかしてみることにしました。まず、塗料を剥がしました。紙やすりを40→60→120→250と番手を変えて、4回かけました。ミニルーターもあるのですが、出来るだけ紙やすりだけで整えたところ、5本で2時間半かかりました…

二度目はその時も包丁の柄で(自作)、

一度製作に失敗した包丁の柄を再度作り直す…今度はリンゴの木で
4年近く前のことですが、長年妻が使っていた包丁の柄をいちど修理したことがありました。その時は3Dプリンタで作りました。しかし素材のPLAはすぐ水でふにゃふにゃになってしまい、数回の使用でダメになってしまいました。妻には既に別の包丁を使ってもらっているので、この包丁はそのままお蔵入りとなりました。それから約4年の時が流れ、ようやく再びこの包丁の柄を作り直すチャンスがやってきました。今度は素材にリンゴの木を使います。ありがたいことに約1年前、剪定した丸太を譲ってくれるというリンゴ園の方をSNSで拝見しました。せ…

三度目は自作シェービングブラシ、

シェービングブラシのハンドルを木工旋盤でリンゴの木から自作
2年前に木工旋盤を買ってました。自作してでも具現化したいものがあったからです。このたびようやくその第一歩を踏み出すことが出来ましたので、記事化します。私が具現化したかったものとは、リンゴの木による漆器シェービングブラシです。3Dプリンタで5年ぐらい前に一度つくったことがありましたが、水回りのようなヘビーデューティー用途でのPLA素材は耐久性に上限があります。永年の目標でしたが、ようやく集中できる時間がとれました。23mmのボアビットで穴あけ。以前頂いたリンゴの枝がまだ手元にあります。この穴はブラシのノットが…

四度目はアンティーク剃刀、

夢の正統派ウェッジ刃ラザーキャッチャー剃刀、American Safety Razor Co. Ever-Ready
ついに入手しました!大正時代ごろのラザーキャッチャーASR Ever-Ready lather catcherを。このような銘品が格安で手に入るから、フリマは止められません。ウェッジ刃ラザーキャッチャーはこのASR Ever-Readyで二本目。既に私が持ってた1本目はL’ESSOR CSCF Rasoirです。入手して一番最初にしたことは、塗装が風化してた純正ハンドルをカシューで再塗装することでした。金属個所をマステでカバー。ネジ部分がちょうど刺さるよう、木材に3mmのドリル穴をあけ、ハンドルを固定。以下…

五度目はパスタ鍋です。

パスタ鍋の取っ手をカシュー塗装
米価の高騰が沈静化する気配は一向に見られませんね。出費がかさんで困るようなことは回避しなきゃ、とこの1年、パスタをメインの主食にしてます。パスタは米飯ごはんに和えて美味しいものは、パスタに和えても美味しいことに気付きました。レシピが無限に広がります。半年ほど前に妻から借りたこのパスタ鍋がメインの武器です。鍋の大きさからみて、比熱が大きく電気代が勿体ないことになると想像してましたが、決してそんなことはありませんでした。むしろいつも4分かかってた茹で上がりは、逆に30秒短縮。洗い物は、鍋が大きすぎることで皿もト…

西洋レザーのスケールのように、オイルフィニッシュで済ませた例も一度あります。

庭の山椒の枝から本レザーのスケールを自作
去年山椒を剪定したときの枝。すりこ木でも作ろうかと取っておいていましたが、何の気なしにこの枝を眺めてたら、つい「これを本レザーのスケールにしてみたい」などという不埒な願望が沸いてきました。一刀両断まず両側面に平面を作るため、突起部分を肥後守でカット。続いてカンナで削って、平面ができました。そして、この木を正確に一刀両断するための冶具を製作。以下の写真左は丸ノコ用の定規です。先に材料の枝の両側面を平面にしたわけは、丸ノコで正確に切断するために固定したかったからです。あて木はすべて両面テープで圧着しています。中…

個人的な意見ですが、山椒のように身の詰まった広葉樹の銘木な場合は、オイルフィニッシュで済ませたほうが素材の素性を活かしてて良いように思えます。

今回手掛ける和包丁の柄を改めて見たら、確かにちゃんと塗装したほうが良いと思いました。

今回は、うまくいった前回の作例「パスタ鍋」を踏襲します。

手持ちのカシュー塗装関連。
高騰する前にシンナーを買っといてよかったです。
写真以外に未使用も1本持ってます。

ほかにカシュー専用刷毛も未使用が3本あります。

塗装する前に、木材の導管の目潰しのためにペーパー掛けをしました。

#400番。

一度目の塗装。

二度目。

三度塗りしました。
写真は三度塗りした翌日の朝です。

その翌朝に#1500でペーパーをかけ、マスキングテープをはがして、完成とします。

さらに塗りを重ねると、もっと平滑になります。
でも自分の場合、この炭素鋼包丁はインドア専門にするので、水につけっぱなしのようなことはないだろうと思います。
なので撥水よりも、木材の導管がローレット加工のようにグリップへ寄与することを狙い、パスタ鍋の時のように目止めせず導管を残すことにしました。

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