二年前に
三条の打刃物屋さんの工房を見学したとき、分けてもらった
規格外の刃身を持ってます。

柄は入手だけしてましたが、作業はその後ずっと仕掛ったままでした。
このたび二年越しでその刃身を形にします。
なお刃身は二本が片刃で一本が両刃ですので、柄も片刃用・両刃用をそれぞれに合わせて用意したつもりでした。
でも届いた柄は中子の穴の大きさがまちまちでした。
苦肉の策で、写真左の片刃刃身に両刃用の柄を、写真中の両刃刃身には片刃用の柄をそれぞれ当てはめてしのぐことにしました。
柄付け
グルーガンとカセットコンロが登場します。

中子にグルーガンを詰め、カセットコンロで熱した中子を柄の開口部に差し入れます。

中子をカセットコンロで熱するときは、あまり熱しすぎると鋼が変成してしまうので、グルーガンを柔らかく出来る程度の加熱に留めております。

三本とも柄付け完了。
研ぐ
この刃身は規格外なので研がれてません。今はまだ1mmぐらいの厚さの鋼板。

この状態から刃物にします。
最初は#220のGC金剛荒砥です。

分かりやすくカエリが出ました。

#220のGC荒砥で刃線らしきものが出来たら、
#320-「刃の黒幕」
↓
#800-「キングデラックス」
↓
#1500ぐらい-「伊予焼成砥石 焼磨」
まで研ぎ進めました。

この伊予焼成砥石は普段これ1本で包丁の切れ味維持用として回してます。
普段の包丁の手ごたえの基準がこの砥石なので、ここまで研いだら
試し切りします。

中砥まで研ぎ進んだこともあり、上記のようにそれなりに切れはします。
しかし切れ味は普段常用してる炭素鋼包丁とは比べ物になりませんでした。
そこで番手を一つ戻って中砥#800「キングデラックス」から研ぎ直し、
中仕上砥「天然砥石 赤門」
↓
仕上砥「天然砥石 本山巣板」

と結局天然仕上砥まで登板。するとようやく良い切れ味になりました。
ですが多分原因は1度目の中砥での研ぎに甘さがあったのではと。

これらを今後研ぎながら自分用に仕上げていくのが楽しみです。
二年前に工房を見学したときに購入した和包丁(上)と、分けてもらった規格外の刃身(下)。

購入した和包丁は今に至るまでメイン常用しており、すでに抜群の切れ味と永切れを肌で実感しています。
少しでもこのメイン包丁に近づけるようにしたいです。
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