手持ちのスマホを再編する過程で、さらに1台スマホを追加することにしました。
その過程は、先だってEdge40を入手したときに記事にしています。
新しく追加する別の1台には「メディア再生用」役割を課そうと思います。
その新しい1台の機種を、いったい何にするのか?
メディア再生と言っても、家だけでなら手持ちのiPadでも良いですし、外出先でもHDMI端子付きのディスプレイがある場所でしたら、ChromeCastやFireTVStickという選択肢もあります。
ちょうどそんなタイミングで「プライムデー」が始まりました。
Amazon Fire 7が3,000円引きの5,980円!さらにプライム会員だと1,000円分のポイントが付与されますので、実質4,980円です。
スペックは価格相応で、RAMは2GB/ROMが16GB…言ってしまえば今のスマホと比べると非常にプアです。
とはいえ古くからAndroidタブをROM焼きなどで散々弄り使い倒してきた私にとって、このスペックは過去常用したZenPadレベルを彷彿とさせます。
まあこれまで2年前の機種Edge20 Fusionにやらせてたことの肩代わりだから、メディア再生という機能に限るなら別に高機能じゃなくても良いのでは?
もしこのFire 7に満足出来なかった時にはEdge40の出番が増えるだけだし…
と格安につられてしまい、お試しで買ってみることにしました。
届きましたので、主観でレポします。
右がFire7本体です。
左は同時に買ったカバーです。
開梱してみました。
Type-CのUSBケーブル・ACアダプターが同梱されてます。
サイズ感・表示エリアを手持ちのスマホと比較
左から、iPad Mini第5世代、本機Amazon Fire 7、Motorola Edge40、iPhoneXRです。
Fire 7のサイズ感はちょうど、iPad miniと大きなスマホの間です。
このサイズは手頃です。
Fire 7の重さを秤量。
実測で299gありました。
公称282gとは差がありますが、これは18gのガラスフィルムを貼った後の測定ですので、Amazon公称値はもちろん正確です。
サイズ感、表示エリアともに、やはり
昔使い倒した7インチAndroidタブの系譜を継ぐ印象があります。
さてそのAndroidタブを、ダメ元でゴミ箱を探したら、いくつかのタブはまだ廃棄に回っておらず、見つけ出すことが出来ました。
そこで
もう電源を入れることのないこれら旧機種とも大きさを比較。
左から、ASUS ZenPad 7、本機Amazon Fire 7、Ainol novo7 advanced2です。
実機を見る前のFire7を私は「ベゼルが太いな」と思っていましたが、実際に実機を見ると思った以上に太くないです。
もしGoogle NestHubをお持ちの方は、Fire7の外寸・ベゼル幅と画面サイズを想像する際は、ぜひGoogle NestHubの画面を見てもらえたら幸いです。
Fire7の外寸・表示エリアサイズはNestHubのディスプレイとほぼ同サイズです。
写真の旧機種とサイズ感・画面を比較。
ディスプレイ | 外寸 | 重量 | |
Amazon Fire 7 2GB/16GB | 1024 x 600 | 181 x 118 x 9.7mm | 282g |
ASUS ZenPad 7 2GB/16GB | 1280 x 800 | 189 x 110.9 x 8.7mm | 268g |
Ainol novo7 advanced2 512MB/8GB | 800 x 480 | 187 x 111 x 12mm | 320g |
(iPad mini 5 3GB/64GB) | (2,048 x 1,536) | (203.2 x 134.8 x 6.1mm) | (308.2g) |
昔使い倒したZenPad7とほぼ同じです。
動画再生の画面をiPad mini 5と比べてみました。
あらためてiPadの高性能さを再確認しました。
iPad mini 5は5年前という古い機種なのに、素晴らしい色・解像度・フレームレートです。
なおこのiPad mini 5を買った当時の価格は、今回のFire7の10倍強だったことに留意する必要があります。
4 x 3な縦横比を持つiPad mini 5で16 x 9を再生すると、動画全体を表示しようとすれば画像のとおり上下の余白が大きくなります。
16 x 9動画の全体を表示する場合、動画の大きさだけならFire7はさほど余白を要せずほぼiPad mini 5と同じ大きさで表示することが出来ます。
iPad mini 6が4 x 3から3 x 2に変わったのは、16 x 9動画の再生がポイントだったんでしょう。
Fire7のホーム画面です。
ホーム画面の使い勝手は、アイコンの順番変更やグループ化など、多少の整理が可能です。
カスタムは今のところ壁紙を変更したぐらいです。
もう少し若ければ、ROM焼きとかGoogle Playインストールとかいろいろ試したところです。
ただ、この機種は用途を限定して使うつもりな自分にとっては、すでに自分の用途を満たすアプリはAmazonアプリストアに揃ってますので、手数を掛ける必要を感じません。
Firefoxをインストール
Fire7のsilkブラウザから「Firefox android apk」で検索し、現れたMozilla公式からたどって見つけたapkファイルをインストールするだけでした。
手順は他サイトにいくらでも掲載されてるので、そちらを参照されると幸せになります。
ものすごく簡単です。
Firefoxを導入した動機は、とくに純正SilkブラウザのWEBブラウジングに特に不満があるわけではなく、YouTubeのCMをカットしたかったんです。
PCでは実現できた広告ブロッカーが、iPadでも同様にブラウザ+ブロッカーだとなぜか上手くいきませんでした。
このFire7にFirefoxをインストールし、拡張機能uBlock Originを有効にしました。
いまのところこのFirefoxでのYouTube再生では、CMは表示されずに済んでます。
uBlock Originが効いているようです。
ただし噂ではGoogleは広告ブロッカー経由でのYouTube閲覧に対しては帯域を絞ってる、という話もあるので、画質低下には注意を払う必要があると思ってます。
ほかにFire7で気づいた点
SDカードは内部ストレージとして使用可能です。
普段から常用しているセキュリティソフトESETも、アプリストアからインストール可能です。
結論としては私の出先メディア再生用途にはぴったりです。
高性能を求めればそりゃあ当然ハイエンド機種のほうが良いに決まっていますが、解像度を別にすればFire7は私の用途で充分戦えると思いました。
なぜなら
- サイズがiPad miniほど大きくないから持ち運びしやすい
- 出張先だと寝モバと違って近くで凝視しないからRatinaほどの解像度じゃなくて構わない
- 出先で落としてもiPadほど勿体なくない
からです。
もちろん低スペックによるもっさり感は否めませんが、そのもっさり感は昔使ってたZenPad7と大差ありません。
バージョンアップするたびに重くなるPC用のOSに比べると、旧機種の同じスペックなはずのZenPad7とほぼ同じパフォーマンスで動くということを、ポジティブに捉えています。
要するに私にとってこのFire7の最大の長所はその低価格含めた軽快さにあり、
大きくもない外寸(と壊しても勿体なくない価格)での持ち運び用途
小さくもないディスプレイサイズでのメディア再生用途
を活かし、今後充分に活躍してもらうつもりです。
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