モバイル電脳

無線ディスプレイオーディオのメッセージ用途でApple CarPlayを使う

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通勤の一人乗り用途で半年前に買った車、MX-30。
弁当や水筒の入った重めの鞄をリアに簡単に放り込めるのが長所です。

鞄をリアに放り込めるという長所を最大限活かすため、ディスプレイオーディオのスマホはワイヤレス接続し、USB結線の手間を省いてます。

MX30のディスプレイオーディオには、購入時の個人メインスマホにあわせてAndroid Autoを選び、無線アダプターもAndroid Auto用を用意しました。
今はスマホがMotorola Edge40に入れ替わりましたが、引き続き同じAndroidで「スマホは結線せず鞄にいれたままAndroid Autoを動作させる」を実現できてます。

今回はそのMX30車内のディスプレイオーディオに、Android AutoだけでなくApple CarPlayも使ってみた話です。

Apple CarPlayの無線アダプターはTreasLin HSV283です。

こちらは今、大変安くなってますね…

実は自分はディスプレイオーディオの無線使用歴は長く、社用車と社用iPhoneを接続するためにこの品を買ったのは1年半も前になります。
当時のTreasLinアダプターは今の倍の価格でした。

家族はiPhoneを使ってるので、自分がMX-30を買ってAndroid Autoにしてからは、このTreasLin無線アダプターは家族につかってもらおうと退蔵してました。

Apple CarPlayとAndroid Autoの比較

1年半前のApple CarPlayと今の自分のAndrold Autoの使い勝手を比べてみます。

ナビアプリ

社用車時代のApple CarPlayでナビアプリはGoogle Map一択でした。
出先で立ち寄りたい箇所は普段からPCのGoogleマップでお気に入り地点に追加する習慣がついてたので、車載用途でもその延長線上で使い、特に不便は感じませんでした。
MX-30に乗ってAndroid Autoに変わっても、ナビアプリは当然Google謹製Google Mapを引き続き使ってきました。

ただ先日、盆で知らない道を長距離走った際に、砂利道など通りづらい道を数本案内されました。
そこで今回Apple CarPlayではせっかくなのでYahoo!カーナビも試してみようと思います。

Androidスマホはメインスマホとして車載以外でも使うから、Google Mapは歩行ナビとして引き続き出番はあります。

音楽アプリ

社用車時代のApple CarPlay無線接続では、iTunesでCDを取り込み、再生はiPhone標準プレイヤー一択でした。
Android Autoに乗り換えたときこの手軽さが再現できるか不安でしたが、CDをWindowsPCのメディアプレイヤーでMP3で取り込み、再生はPulsarアプリというルーチンで無問題でした。

ここまでAndroid Autoで便利さを実現できてるのに、今回Apple CarPlayに戻ろうとする理由は、社用車でのApple CarPlay時代には使っていなかった

メッセージアプリ

です。

時期はちょうどMX-30でAndroid Autoを使い始めてから、家路の退勤中に家人にメッセージを入れるようになりました。

MX-30のステアリングにある発話ボタンを押して、「メッセージを送って」「(送信先)」「(メッセージ内容)」「送信します」をしゃべるだけでSMSメッセージが送れるということを知りました。

3カ月ぐらいこのようなSMSメッセージを続けたのち、私はようやくMVNO回線はSMS料金が発生するということに思い至りました。
ただ料金と言っても1通3円程度ですから、ひと月で百円程度と思います。

両方のアダプターを同時刺しでMX-30の挙動を確認

下の写真、上の赤がApple CarPlay用TreasLinで、下の黒はAndroid Auto用Anytroxです。

それぞれスマホを一台づつ設定しておいた2つのアダプターを写真のとおり同時に接続して、エンジンONにしてMX-30がどのように認識するかを実験しました。

MX-30側の2つのUSBポート、どちらにどのようにつないでもなぜかTreasLinのApple CarPlayが先に立ち上がりました。
両方のアダプターをつなぎ、併用しながら使い分けるということは出来なさそうです。

Apple CarPlayでのメッセージの挙動

Androidのメッセージと全く同じ挙動、ステアリングにある発話ボタンを押して、「メッセージを送って」「(送信先)」「(メッセージ内容)」「送信します」をしゃべるだけでSMSメッセージが送れました。
しかも青い吹き出しのiMessageですので、相手がiPhoneでしたらこれでSMS送信料はかかりません。

また試してませんが、Android Autoに対応しているLINEアプリもApple CarPlayには対応してますので、もしメッセージ送信先がiPhoneでない場合はLINEが次策になりそうです。

これで今後自分のスマホは個人用メインのEdge40と車載用iPhoneXRとして用途が分かれることになりました。

いつかRCSが解放されてAndroidからiMessageにメッセージ送信が可能になったら、あるいはLINEその他メッセージアプリがAndroid Autoで使えるようになったら、またAndroid Autoに戻るかもしれません。

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