妻に使わせていた外装6段のシティサイクル。
少し前からリア周りで異音と抵抗の症状があるとの訴えが。
その時は
リアハブのベアリングかな?
と思いましたが、もしそうならシティサイクルは構造上、荷台やフェンダー・スタンドなどリアハブに共締めされているものが多いことから、作業工数がかかります。
およそひと月ぶりほどの連休となる今日、作業にかかることにしました。
リアホイールの取り外し
まずはそのヘビーなリア軸に共締めされている順番を記録します。
こちらはブレーキ側の写真。
スプロケ側の写真です。
リアホイールが外れました。
ここで念のためスプロケを回してみましたが、ボスフリーは正しく動作していました。
ローラーブレーキです。
汚れが激しかったので、汚れをふき取りました。
もしかするとこのローラーブレーキのグリス切れかとも思いましたが、汚れをふき取ったら異音もなく正常動作していました。
となると
やはりハブベアリングか
と思い、ハブ軸を回してみました。
極めて渋い動きです。
ブレーキ側の玉押しを外してみましたら、こちらは良好な状態。
グリスも残ってます。
残るはスプロケ側の内部です。
ボスフリーのスプロケを外すため、専用工具の出番です。
これは以前別のシティサイクルを外装6段化するために購入したものです。
再び出番がやってきました。
スプロケを外してハブ軸を抜いてみたら…
完全なグリス切れでした…
これでは異音どころか抵抗が生じても仕方ないですね…
ハブ内部を清掃
オイルスプレーを施した
キムワイプを、竹割りばしで押し込んでグリグリしました。
ハブ軸とベアリング球は、パーツクリーナーで清掃しました。
ハブ内部にデュラグリスを塗り込み
グリスを塗りこんだハブ内部に、ベアリング球を並べて埋め込み。
まずはスプロケ側から。
続いてブレーキ側にもベアリング球を埋め込み、ハブ軸を通します。
ハブ軸を通したら、がたつかないギリギリのところで玉押しを固定します。
玉押しの調整にはハブレンチを使用。
玉押し調整後、無事にハブ軸が回転するようになりました。
あとはここまでの解体作業を手戻りして組みなおし、
完成です。
今回の作業で使った自転車専用工具は少ないので、消耗品類の紹介に留めます。
今回出番が多かったのは、前述のキムワイプです。
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